すぎな野原をあるいてゆけば

「おとのくに はるのうた工房」がある

象のスキップ

2012-06-02 18:12:44 | 短歌
のぼり坂なのにね春の日の象はらくらくらっくとびはねていた

  急傾斜地用単軌条運搬機のCM

モノラックのはやさにあわせ坂道でうさぎも熊もおなじスキップ

地球のまわりまわりつづけるモノラックそこでぷつんと音はとぎれて

  七五調は脳内でループしやすくて怖い。

寝ない子は子守唄ではないものも聞く羽目になる(ニワニ ヒトモト)

(ナツメノ キ)知ってる、それはおおきな樹 乾いたりんごみたいな果肉

  もういちどCMの歌をききたかっただけなのに。

「モノラック」は「ツリーラック」になったらしい わたしがとおくはなれたあとで

蜜柑山の錆びたレールを撤去するひとのブログに着いてしまった



(「未来」724号 2012.5月)


「モノラック」のうた、たしか「ぞうさん&りすさんバージョン」と「くまさん&うさちゃんバージョン」があったと記憶しています。愛媛県出身者(一定の年齢以上)限定?のネタですが、よそのかたもなんとなく想像していただければ~

コメント (4)
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