すぎな野原をあるいてゆけば

「おとのくに はるのうた工房」がある

スターバックスのうた

2008-11-29 18:50:37 | 短歌
スターバックスのHPで穂村弘さんのエッセイが連載中です。
スターバックス三十一文字解析

 第8回に二首取り上げていただいてます。


「煤」「スイス」「スターバックス」「すりガラス」「すぐむきになるきみがすきです」

「スターバックス!」あなたとのしりとりに無限をひとつしのびこませた


 タンブラー、いただきました
 短歌で具体的な記念品もらうってはじめてかも。(ケータイ短歌のボールペンもらったことはあるけど、あれはアンケートに答えたからやった。)
 ほむらさんとスターバックスとジャルジャル(発想のきっかけ)に感謝です。

 8日まで募集しているようなので、まだの方はGO!

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祖母のうた

2008-11-29 18:50:02 | 短歌
 母さんは池に消えてた物干竿かついで祖母(ばあば)が走らなければ

 「ダ・ヴィンチ」12月号「短歌ください」で採っていただきました。
テーマは「家族」。

 コーナーの冒頭でほむらさんが、

「『家族』の歌は苦手です」とコメントされた方が多かったのが印象的。

とおっしゃっていたのでドキッ(私もそうコメントしていました……)

 母が溺れかけた話は実話です。母が子どものころだから、当然、祖母もまだ若かったはずなのだけど、わたしの頭の中には、話を聞いた当時(たぶん60代)の祖母が竿をかついで走るイメージが残っています。

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五首選会に参加します。

2008-11-04 18:40:40 | 短歌
今年も中村成志さんのブログでの「五首選会」に参加します。

みなさまよろしくお願いします。
わたしの一覧は三つ下の記事にあります。

自作五首選
「どこからきたの?」

010:蝶 泣かないで飛び立たないで扉たち 蝶番には鎮めのくすり

025:あられ ひとつぶの雹をかくしてひといきにあられやこんこぶつけてあげる

040:粘 さしあげた粘土の犬にゆびの跡さがしてくれたみつけてくれた

066:ひとりごと ひとりごと? ひとりうたですアマリリス歌ってたのは炊飯器です

082:研 つるつるの学研都市にすみついたヒメツルソバのあたらしい花

 自分でもよくわからないままに降ってきたフレーズのある歌を選んでみました。
たぶん「音」にひっぱられて出てきているのだけど、意識して韻をふむとか狙ったわけではなく(「悩」「Lサイズ」なんかは明らかに狙ってます。)たまたまそういうふうになったものです。

全体の感想
 10首単位でテーマを決めてみましたが、それぞれのテーマはその都度思いつきです。(そもそも10まで走ってみてから、「10首単位でやってみようかなあ~」と思いついた。) 
 結論からいうとこれはすごくやりやすいです。
 100首全部を通しての縛りはたいへんだと思うけど、10首単位だと逆にひとつできれば(あるいは一番難しい題がはっきりすれば)そこから考えていけたので。
 というわけでちょっと油断して、けっきょくぎりぎりになりました~反省。
 


写真の花が「ヒメツルソバ」。年に二回咲きます。
うちの玄関の前にも十年くらい?あるのに、今年になって名前を知りました。もともと観賞用で入ってきたものが野生化しているそうです。

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漲るうた

2008-11-04 18:39:24 | 短歌
10/12 NHK BS短歌スペシャル
題「漲る」

 あざやかによこぎる鳥を待つ空にすきとおるものばかりみなぎる


穂村弘先生にとっていただきました

この番組はFAXで投稿するのですが、「5行書き」という指示にいつも悩まされます
(写真はすぎなフォントの原稿。10首選に入るときれいな字で清記していただけますが、差がありすぎて?緊張する……)


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日本昔ばなしのうた ほか

2008-11-04 18:38:47 | 短歌
 笹短歌ドットコム
「日本昔ばなし」の回に載せていただいています。


 じいちゃんの部屋の富山のくすり箱トンプクケロリンけむりのにおい

「浦島太郎」のイメージです。
母方の祖父母の家は「いろり・かまど・井戸」の三点セットがあるような昔話っぽさでした。
そういえば「とやまのくすり」の箱の中は、見たことなかったなあ。

以下は、笹師範の講座(9月)に参加したときの作品。
題詠でもおなじみのみなさんとたくさんご一緒できてうれしかったです。

テーマ「直喩をつかう」
 告白をためらうような低音ののちにチャイムはうたいはじめた

テーマ「隠喩をつかう」
 あたらしい砂利のあいだで自転車のタイヤの幅の銀河は育つ

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