すぎな野原をあるいてゆけば

「おとのくに はるのうた工房」がある

月刊ミドリツキノワ3月号

2014-03-17 11:05:06 | すぎな日記
「月刊ミドリツキノワ」3月号を公開します。
コンビニのコピー機で「ネットプリント」ができるところをさがしてください。
A4×1枚で、8ページの折本がつくれます。
折り方はこちらをどうぞ。



【推奨】セブンイレブンのネットプリント 番号  23084250
カラー60円です。(「白黒」でよければ「設定」のところで白黒を選んでプリントすると20円でできます。)
3月号は3/24(月)23:59までプリントできます。

セブンイレブンが近くにない方
サークルKサンクス・ローソンなど、シャープのマルチコピー機があるお店ならプリントできます。ユーザー番号 WZDWAEWLHFを入力してください。こちらも金額は同じで、3/25(水)10:00頃までです。
※ただし、こちらは文字が少しぼやけたり、全体的に少しだけ小さくなったりします。上の「折り方」を参考に、自分の折り目を信じてください。

3月号は連作「冬芽の方向」7首+「かえりみち」8首です。
「NHK短歌」「未来」掲載作から再構成しました。

※コンビニが近くにない等、入手できないけれど読みたいという方には郵送もしていますのでメッセージくださいね。(その場合はこちらで折らせていただきます。)

《宣伝1》歌集『ミドリツキノワ』(短歌研究社)もひきつづきよろしくおねがいします。
ご注文方法はこちらをごらんください。

《宣伝2》いま読める詩歌のネットプリントはこちらのカレンダーで。村上きわみさんがつくってくださいました。なにか作った方はお知らせを書きこんでくださいね。

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吹き玉とネムノキ

2014-03-17 11:01:45 | 短歌
この街の空をみながら眠るなら家電量販店の屋上

六本の電線越しにうすい月うきあがるまで見ているつもり

すぐわすれる夢から覚めて吹き玉のつくりかたから語りはじめた

   材料は、曲がるストローとスチロール球。

吹き玉はひるまの白い月じゃない 息をとめたらうごかなくなる

ヤブガラシ星座のように咲きおわり甲虫たちの恋はこれから

先駆性樹種のいのちはみじかいという声を吸って。空にひろげて。

ネムノキの葉がねむるときそのなかにもぐりこむ虫のちいさな歩幅

ゆびさきの触れたかたちの種たちはあのとどかない枝にまだある

向き合う葉いくつか欠けて逆光のパイオニアツリー、川岸に立つ



(「未来」745号 2014.2月)




日常のささやかな行動範囲のなかに、定点観測的に見にいきたくなる場所がいくつかあります。この冬の「気になる樹」はネムノキ・センダン・ナンキンハゼでした。

(掲載情報)ブログでのおしらせを忘れていましたが、「短歌研究」3月号に「なで肩のドングリ」7首が掲載されています。また、1~3月号では「最近刊歌集・歌書評 共選」のコーナーも担当させていただきました。お預かりしていた本の一部しか紹介できませんでしたが、歌集歌書入りのおおきな箱と濃い三か月をすごして、勉強になりました。

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