すぎな野原をあるいてゆけば

「おとのくに はるのうた工房」がある

ぴかぴか

2015-08-13 15:50:23 | 短歌
バターカップ 金網越しのきんいろは春の空き地をひろげていった

ヒーローは色で呼ばれてキンポウゲレンジャーならばひとりでつよい

キューティクルイコールクチクラはなびらに光はじけてキツネノボタン

釦だとおもっていたよぴかぴかと四月のなかに散らばるものを

かんたんに名前をあかさないようにアカミタンポポ地にひくく咲く



   
(「未来」762号 2015.7月)
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