すぎな野原をあるいてゆけば

「おとのくに はるのうた工房」がある

月刊ミドリツキノワ 5月号

2013-05-14 15:13:11 | すぎな日記
「月刊ミドリツキノワ」5月号を公開します。
コンビニのコピー機で「ネットプリント」ができるところをさがしてください。
A4×1枚で、8ページの折本がつくれます。
折り方はこちらをどうぞ。



【推奨】セブンイレブンのネットプリント 番号 39451809 
カラー60円です。(テキストさえあればモノクロでいい、という方は「白黒」設定でプリントすると20円でできます。)
5月号は 5/21 23:59までプリントできます。


セブンイレブンが近くにない方
サークルKサンクス・ローソンなど、シャープのマルチコピー機があるお店ならプリントできます。ユーザー番号 WZDWAEWLHFを入力してください。こちらも金額は同じで、5/22(水)8:00までです。
※ただし、こちらは文字が少しぼやけたり、全体的に少しだけ小さくなったりします。上の「折り方」を参考に、自分の折り目を信じてください。

さて、5月号には、連作をふたつ入れてみました。
「はじめは息をとめるれんしゅう」10首/「萌黄路線図」5首です。(えっと、結果的に三分の二くらい蛙です……苦手な方はご注意……


《宣伝1》歌集『ミドリツキノワ』(短歌研究社)もひきつづきよろしくおねがいします。
ご注文方法はこちらをごらんください。

《宣伝2》いま読める詩歌のネットプリントはこちら
のカレンダーで。村上きわみさんがつくってくださいました。なにか作った方はお知らせを書きこんでくださいね。
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雨の水族館

2013-05-14 14:57:19 | 短歌
折りたたみ傘の湿った骨格はほそい袋にとじこめられて

海に雨(涙はすこし薄くなる)ウミガメプールに降るつよい雨

うすぐらい通路を照らす 星砂といつか呼ばれるもののひかりは

夕闇のような世界でオオグソクムシの背中はほのかに赤い

大王具足虫はオウ、と大具足虫はオオ、とふかいためいき

イイダコのはりつくガラス 吸盤はみんなこちらを見たがっている

ぼくの手はイトマキヒトデの寝返りにおせっかいする順番を待つ

蟹の爪先に踏まれてクラウディ・キャットシャークはやっとうごいた

えふぃら・えふぃら・えふぃらおよいでおよいでもぼくのかたちでいるということ

傘袋ぬぎすてて飛ぶいさましい傘の記憶を軋ませる風



(「未来」735号 2013.4月)


はじめて行ったとおい街の水族館からは、陸繋島がみえる……のだけど、その姿がかき消されるほどの豪雨でした。



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