掲載のおしらせ

角川「短歌」９月号に、
「夏の翅」７首を載せていただきました。

よかったらみつけてください



この号の座談会「前衛短歌の秀作（一）」で佐藤弓生さんが、
「そのころ（※１９８０年代後半）の少女マンガはいちばん文学に接近していた時期で、少女マンガに『水葬物語』のことが出てきたので、びっくりしました。」
とおっしゃっているのは、佐々木倫子「林檎でダイエット」のことかなあ。だったらちょっとうれしい。
本屋のダンディな店長さんと会話するきっかけのために、『水葬物語』って書いたメモを持ち歩く、っていうエピソード。それが印象に残っていて、１９８７年にたまたま見つけた「俳句とエッセイ別冊　幻の名歌集」に『水葬物語』が入っていたので買いました(ミーハー。まさか２０年後に自分が短歌をつくるようになるとは。)……今も持っています。

そのときもっとちゃんと勉強しておけばよかったのにね→昔の自分へ。

ピロピロ

強くなりすぎたスズメノテッポウを鳴らして春のおわりをあるく

バードコールきゅるるきゅるるるともだちになれないことは知っているけど

夏型のウラギンシジミがついてきたからだね　腕をさしのべるひと

ピロピロはすぐにもどってくるんだよ　何度もなんどもたしかめて、吹く

　　　吹き戻しメーカーの社長さんは、「笑かしてくれる、無くてもいいもの」と答えていた。

「あなたにとってピロピロ笛とはなんですか」みたいなことをきいてもいいよ

無くてよいものがそれでもあることをゆるされている世界でうたう


（「未来」７１５号　２０１１．８月）



「ミドリツキノワ」にメールやお手紙をくださったみなさん、ありがとうございます。

ＨＰやブログ・ツイッターでとりあげてくださったみなさんも、ありがとうございます。
（ツイッターやっていないのでフォローとかできずごめんなさい。）

たくさん選歌をしていただいたり、感想を聞かせていただいて、勉強になりました。
まだまだ絶賛営業中勉強中ですので、どうぞよろしくおねがいします。

あと、６月末の熊部屋に来てくださった地元のみなさん（ほとんど友だち）も、ありがとうございます。（えーっと業務連絡。このとき都合悪くて来られなくて、でも買ってやろうっていう優しい地元民は、バンビオの恵文社に行ってください。金子みすずさんの隣にならべてもらってて申し訳ない感じになっていたので）

ミドリツキノワ

※８／５　しばらく、この記事を一番上に置かせていただきましたが、ぼちぼち上に更新していきたいと思います。
（書店情報追加しました。今後も新しい情報があればこっそり？追加しますので、よろしくおねがいします。）


予定日をすぎてしまいましたが、歌集が誕生しました！

歌集　ミドリツキノワ
2011.5.12　短歌研究社刊
四六判１４４頁　定価　本体１７００円（税別）
栞文　穂村弘・松村由利子・加藤治郎

やすたけまり　第一歌集です。
２０１０年３月の「未来短歌会」入会以前の作品から、３７３首を選んでまとめました。


《ご購入の方法》
★「短歌研究社」のＨＰから直接ご注文可能です。

★書店
　紀伊国屋書店新宿本店・南店（新宿駅南口）・銀座　教文館・ジュンク堂（池袋本店・大阪本店）
　※紀伊国屋・ジュンク堂はネットストアも有
　京都市　三月書房　
　長岡京市　恵文社バンビオ店
などの書店でおいてくださっています。
　そのほかお近くの書店からも、お取り寄せいただけます。
（８／２２追記　いま、ジュンク堂は在庫がないようです。紀伊国屋・ジュンク堂は在庫がネットで確認できるのでお確かめください……著者用の在庫も↓まだたくさんありますのでどうぞ。）
　

★著者からも直接発送できます。
　消費税・送料はサービスで１７００円といたします。
ゆうちょ銀行への振込手数料がかかる場合はご負担をおねがいします。
メール便で送らせていただきますので、発送から４日前後かかります。
　右下の「メッセージを送る」のところから「お名前・返信可能なメールアドレス・冊数・お届け先のご住所」をお知らせください。折り返し入金先などを連絡いたします。２４時間以内に返信がない場合は、恐れ入りますが再度ご連絡ください。
　メッセージ欄が使えない場合は、以下のアドレス(熊を@に変えてください)からお知らせください。
　midoritsukino-wa熊yahoo.co.jp

以上、どうぞよろしくおねがいします。（２０１１．６．１７）