すぎな野原をあるいてゆけば

「おとのくに はるのうた工房」がある

鳥の影たち

2012-05-01 18:45:55 | 短歌
公園をはしりまわっているあれは鳥をはなれた鳥の影たち

自分にはみえない青をくびすじにうっすらかさねているキジバト

  「ほーぽー ぐるる/ほーぽー ぐるる」(まどみちお「ヤマバト」)

電柱の根元からはじまる迷路 ひとりでうたう鳥の影まで

「青い鳥」なんかじゃない、と飛び立った さよならすこしだけ青い鳥

  雉鳩鶺鴒鵯……がんばって書いてしまうと何か違うんだ。

コンビニの駐車場ではセキレイがいつでも影といっしょにあるく

  ヒヨドリのバウンディング飛行、ってかっこいいけど。

知らなくてよかった きみが飛びながら魚のふりをするわけなんて


(「未来」723号 2012.4月)




すみません4月更新してないまま、もう5月号がきているという状態……

おわびに?鳥画像でなごんでください(歌にでてくる鳥といっこもかぶってないですけど
フェリシモのキット(やや古いバージョン)で練習中です。もうちょっとしたらオリジナル作れるかな?

コメント (2)
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