すぎな野原をあるいてゆけば

「おとのくに はるのうた工房」がある

作品季評

2011-09-21 21:25:26 | すぎな日記
おしらせです。
短歌研究10月号「作品季評」で「ミドリツキノワ」をとりあげていただきました。
今回も(……も)ばっさりと鮮やかに斬っていただいております。
いろいろ考えさせられるポイントがあります。見てね。

今月は評論賞発表の号でもあり、読み応えありです。(まわしもの)
↑「最終選考通過作品」のタイトルが並んでいるなかに、読んでみたいなあと思うものがいくつかありました。

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トラフカラッパ

2011-09-05 12:04:37 | 短歌
中吊りの水族館を見あげたらききたいことがこぼれてしまう

トラフカラッパの別名はハズカシガニ。

それはやはり(扉のようで)手だろうか武器で道具で顔も隠せて

しらないよトラフカラッパぼくはただ風にふかれるからっぽらっぱ

うつくしく枯れるものしかえらばれないのです みどりのカーテンに風

トレンチ行動……虫が葉に円形の傷をつけ、苦みなどの流入を遮断する。

今しゃべらなくてもいいよ 葉っぱにはクロウリハムシが○を描いた

オオミズナギドリになるならだれにでもぶつかっていい 着地しなさい


(「未来」716号 2011.9月)



トラフカラッパは、これを書いてた6月ごろに、海遊館の広告に出ていたカニさんです。
関西でよく電車に乗る人は、中吊りで目にしたことがあるはず?


※名前は「虎斑模様のカラッパ(ヤシの実)」といった意味だそうですが、この文字列見たら「喇叭」が浮かぶよね……
コメント (4)
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