窓越しに地層の見えるカフェに来てあのバンダナは化石になった
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↑五十嵐きよみさんのお宅です。
どうぞよろしくお願いします。
み、みなさんのコメントがはやい~また私がびりかも~待っててくださいね
あわててたからさっき68の投稿でお名前忘れもやってしまった……ごめんなさいっ。
どうぞよろしくお願いします。
一読、かわいらしいな、という感想を持った歌です。
「あのバンダナ」というのが、なにか青春を象徴するように見えて、
ノスタルジーの漂う一首ですね。
カフェというのは街中にあるイメージなのですが、
地層の見えるカフェって、あるのでしょうか。
広い世の中にはあるのかもしれませんが、地層カフェ・・・。
ただ、この歌では、結句の化石を導くために地層という言葉が選ばれていると思うのです。
一首の比重は、「バンダナは化石になった」にあると思うのですが、
わたしはむしろ地層の見えるカフェの方が気になりました。
どこをポイントとして読めばいいのか、少し迷ってしまいました。
地層の見えるカフェ・・・確かに気になります。
どんなカフェなのでしょう。
もしかしたら、地層とは、なにかの比喩なのでしょうか・・・?
独特な光景が広がっていて、好きです。
しかし、「あのバンダナ」というのが唐突でどう捉えてよいのかちょっと迷いました。
「あの」ということは、バンダナも遠くにあるようで、自分がカフェに持ち込んでいるようでもなさそうですが・・・
しかし、あのバンダナのことを作中主体は前々から知っているような感じがします。
もしかしたら、「地層」というのが比喩だとして、アパートのようなものを指し、
バンダナのある場所が、自分がかつて知っていた部屋・・・・だとか?
でも、今はもう、アパートは地層でしかなく、バンダナは化石になった。
そんな想像を膨らませましたが、曲解になるかもしれません。
難しい言葉はひとつも使われていないのに、正直なところ、私にはうまく読みきれない歌でした。いちばんわからなかったのは、上の句と下の句の因果関係です。窓越しに地層の見えるカフェに来たことで、なぜバンダナが化石になったのか。
何かが化石になるためには、長い年月が必要なわけですから、「化石になった」というのは比喩ですよね。カフェ自体が思い出の場所であり、懐かしい場所に来てみたら、バンダナにまつわる思い出も(窓越しに見える地層に埋もれた化石のように)もう生々しいものではなくなった…というような意味でしょうか。つまり、カフェに来てみたら、気持ちがふっきれた、みたいな。
なんだか自分の中で謎解きゲームのようになってしまっているので、もう少し、一読してスッとわかるような手がかりがほしかったです。
yururyです、よろしくお願い致します。
最初の一読で、うわ~面白いな~と思いました。
すっごく発想が豊かで、私にはとてもじゃないけど思いつかないやと。
「地層の見えるカフェ……地層の見えるカフェ……地層の見えるカフェ……地層の……」と、何度も呟いてしまいそうなほど、このフレーズは強烈な印象をもっています。
一首としての構成や歌としてのあり方も、勿論大事なのでしょうが、私は短歌のことは全然わからないので、寧ろこういうインパクトのある言葉をばーんともってこられる力、そこに人を引き留める力のある歌が大好きです。
魅力のある歌であると思います。
実際はこれは地層が見えるわけではなく、花夢様の書かれたように何かの暗示なのだろうと思います。
その脇で、バンダナが……となるわけですが、私はあまり意味は追求しませんでした。
この歌全体に「時間」というものを感じ、色褪せていくものを掌で確かめているような、そんな印象を受けました。
お茶会のコメントにやってきました。よろしくお願いします。
地層カフェ、いいですね! それだけでロマンです。
(あらわになった山肌が見えるカフェ、というのは実際ありそうだなと思いました)
私はふたつの情景を思い浮かべました。
ひとつは、主体が(ひとりで)カフェにやって来て、地層を見ている。「あの」というのは「思い出の」という意味で、地層を見ているうちに、思い出のバンダナが地層の一部に化石として埋もれていくような感覚を覚えた、という情景。
もうひとつは、主体がカフェにやって来て地層を見ているのだけれど、窓際に座っている知らない人の身につけているバンダナがその地層と一体化しているように見えた、という情景。
もし誰かと一緒にカフェに来ているのなら、その人との会話も上の空になってしまうほど、自分の中の妄想に入り込んでいるという感じ。
どちらにしても「あの」というのは主体からの距離を感じることばなので、
たとえば、一緒にカフェに行った人が身につけているもの等ではないのだろうととりました。
でもやっぱり「あのバンダナ」と言ってしまうということは、前者寄りで読んだほうがよいのかもしれませんね。主体にしかわからない、思い入れみたいなものが感じられます。
地層カフェ(と呼びます。気に入ったので(^-^))にやって来て、バンダナが思いがけず化石になっていたことに気づいたのか、
あるいは化石にするために地層カフェにわざと来たのか、その点でも考えてしまいますね。
後者で読んだ場合、バンダナの人と一緒に以前来た地層カフェは、ただの「地層の見えるユニークなカフェ」でしかなかった。
でも、思い出を断ち切るために改めてひとりで来た地層カフェは「“思い出も閉じ込めた地層”の見えるカフェ」へとなっていた。
そんなイメージもわいてきます。
きっと「地層→化石」というつながりがこのおうたの最たるモチーフだと思うのですが、そこにカフェをからめた構成の仕方をおもしろいなと思いました。
このおうたに謎の部分が多かったことで、たくさん妄想させていただきました。
よろしくおねがいします。
「窓越しに地層の見えるカフェに来てあのバンダナは化石になった」のね、とそのまま読んでしまいました。
バンダナにアンモナイトとか恐竜とかの絵が描いてあったのかなー、なんて。
あれ、地層ってわりとよく見えますよね。
崖ってほどじゃなくちょっと切り立ったみたいになってるところで。
街中かー。いやーあるのじゃないかなー。ないかなー。
そこもぜんぜん不思議に感じなかったです。
あー窓越しに地層の見えるカフェがあるんだなーと思っちゃいました。
すみません、おばかな読みで(^^;
またのちほどお返事&言い訳書きますね。
こんなひねくれた歌をかわいらしいなんて
そうですね、ポイントが分散してしまいました。
どっちかというと上句が降ってきた勢いのほうが大きいので、気持ちとしてはそっちがポイントなんです。下句はそれにあわせたって感じです。でも地層に化石ってあわせすぎたかもしれません……。
☆花夢さん
「地層アパート」もいいですね(笑)すてきな想像ありがとうございます。
口で説明しづらいので変な画像を貼っておきます。笑ってください~。
こういう、地下一階なんだけど外(道より下になっている部分の地層)が見えるカフェ、というイメージです。「半分地下にある店」というフレーズがずっとしまってあったのですが、今回いきなりこんな形で出てきました。
☆五十嵐きよみさん
お茶会にはついついひねくれたのを出してしまいます。謎解きはおおむね五十嵐さんが書いてくださったような感じなのですが、あまりにエネルギーを読み手に使わせてしまう(その割にたいしたことは言ってない・汗)のは欠点になってしまいますね。かといって全然謎がないのもつまらないし。「謎かげん」?って難しいと思いました。
☆yururyさん
「時間」そうか~わたしはそれが書きたかったのかも!
インパクトがある言葉と言ってもらえて感激です。ついつい頭でパーツを組み立ててしまうので、自然に降ってきたフレーズはうれしいです。
☆西宮えりさん
鋭い指摘と愛いっぱいの妄想をありがとうございました。
「地層カフェ」はもう定着♪
最初に書いてくださったあたりが自分のイメージですが、「思いがけず化石になっていたことに気づいたのか、あるいは化石にするために地層カフェにわざと来たのか」が自分の中で十分詰められてなくて、表現もあいまいになってました。(前者がいいな。)
いっしょにお茶会に参加できてよかったです
☆やすまるさん
ストレートに受け入れてくださってありがとうございました。「アンモナイト柄」のバンダナ欲しいです。
地層も化石も意外と街中にあるんですよね。
つるつるに磨かれた石の壁だとはっきり見えるらしいです。前に、○○銀行の壁のこのへんにアンモナイトがある、とか地域別に紹介した本を見て、こういうのさがしてみたいと思いました。
し、しかし書いてるうちに思ったのですが~私この前も「空気抵抗」でしたね。理系のイメージ語に走りがちな自分に気づいてしまいました。
今回もみなさまの読みのおかげで、いろいろ考えることができました。ほんとうにありがとうございました。
私も理系イメージ語連発しがちです!
私の場合は、地学系(星などの。地軸とか大陸移動とか~)と数学系(円周率とか直線とか~)のことば。たくさん出ます。あれはなんで?
ちなみに一番多いのは「次元」です(^-^;)