すぎな野原をあるいてゆけば

「おとのくに はるのうた工房」がある

店屋・店名のうた

2009-01-27 21:23:37 | 短歌
  ならんでる黒いものより怖かった「かもじや」という看板の文字


笹短歌ドットコムで賞をいただきました。
ありがとうございました。(もう去年のことです……更新遅くてすみません。)

 ほんとにそういう名前の店が商店街にあって、小さな私はなぜか異常に怖がっていました。
 怖くてちゃんと中をみていなかったけれど、「かもじ」だけじゃ商売にならないだろうから、たぶん小間物とかも売っていたのでしょう。(小学生のころにはもうお店がなかった気もしますが……汗)
 看板は普通にひらがなで「かもじや」って書いてあるだけだったんだけど、音のつながりと(こどもにとっての)意味不明さが怖さのツボを刺激したのか??

 アーケードのある田舎の商店街の風景は、記憶のなかにたくさん残っています。


  バターボール3個10円いつだってガラスのなかでころころねむる

  お店ではない場所が商店街にうまれてそこにだけ陽があたる

コメント (1)
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