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イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

懐かしのイギリスの味で帰国した息子を歓待、(バルセローナから持ち込まれた下品)

2019年08月06日 09時00分00秒 | 英国の食べ物、飲み物
スペインのバルセローナに住んでいる息子が休暇で帰ってきました。

私へのお土産は...


バルセローナ名物大便小僧、カガネル。





...私がリクエストしました。

バルセローナで買って帰らなかったのをほんのちょっぴり後悔していたカガネル、入手!

もとはカタルーニャ地方の縁起物、今では俗っぽいお土産品、カガネルについてちょっと書いたバルセローナ番外編記事のリンクです☟
分類不能でお蔵入りのはずの、バルセローナの残りの写真、一挙に掲載...出さなきゃ先に進めない。

置き場所は、トイレのあるバスルームしかありません。
レトロで思いっきりキッチュで愛くるしい顔立ちのごく小さい大ちゃん(命名;私)... 夫がバスルーム以外の場所に置くのを許しません。

キャラメル色のポチンとしたウンコ(木靴と髪と同じ色)小さくて表現も控えめです。

イギリスの料理、食べ物 のカテゴリーにふさわしくない話題でスタートしましたが、さて軌道修正。


息子到着日の昨日の夕飯は息子の希望でチャイニーズ・テイカウェイ(中華料理の持ち帰り)のはずだったのですが、お友達と出かけたきり夜遅くまで帰りませんでした。
予定を変更、息子抜きで通常の夕飯(パスタ)を食べました。

イギリスではごく一般的な、中華料理の持ちかえり専門店がバルセローナにはないそうです。


三週間滞在する息子のためにスーパーで買ってきた懐かしいイギリスらしい食べ物のいくつか...

1;ヘインツ社のベークト・ビーンズ Hainz Baked beanz


甘いゆるいトマトソースで柔らかーく煮た大豆の缶詰です。

息子のリクエストです。

ものすごくイギリスらしい庶民的な食べ物です。もともとはアメリカの開拓時代の食べ物らしいのですが。
温めてそのまま食べたり、トーストやジャケット・ポテトにのせたり、目玉焼きや肉料理に添えたり、食べ方はいろいろ。

息子が家にいた時はよく買っていました。
ただし、みみっちくもっぱらスーパーの自社製品を愛用していました。老舗ヘインツのオリジナル缶はちょっぴり高めなので。味は変わりません。


2;ウォーカーズ社のクラシックな味付けのクリスプス  walker's crisps (=ポテトチップス)6袋いりパック。


チーズと酢漬けの甘ずっぱい玉ねぎ味( cheese & onion )、塩味( ready salted )、塩とお酢味 (salt & vinegar フィッシュ&チップスに振りかける、イギリスらしいコンビの味付け)の小袋がそれぞれ2個ずつ入っています。

塩味は万国共通ですが、他2風味はイギリス固有の味付けではないでしょうか。

バルセローナに行く前にお土産として息子からのリクエストがあったのですが、却下しました。
機内持ち込みサイズのスーツケースしか持てない格安航空券を買ってのエアバス利用では持っていける荷物の量が限られてしまうので。

3;スコッチ・エッグ Scotch eggs


パッケージから出して写真を撮れって?
ごもっとも。

ペースト状にのしたソーセージのボールの中にゆで卵が丸ごとゴロンと入っています。
ボールに細かいパン粉をまぶしてオーブンで焼いたイギリスらしいスナックです。

息子が特に好きなわけではないのですが冷蔵庫に入れておけばおなかが空いたときにつまめます。

4;ミニ・ポーク・パイ mini pork pies


一口サイズのポークパイ、私が大好きなのです。
細切れにされたポークのあまり上等でない部分がプルプル脂の煮凝りで固められ、厚くしっとりしたペイストリーのツボにぎっちり詰めて香ばしく焼き上げてある食事代わりになるおやつです。

5;スーパーに行ったら安売りになっていたので、思わず買いました。


ペンギン・バー Penguin bars
ビスケットを甘ったるしいミルクチョコレートでコーティングした子供っぽいお菓子です。

昔からあるようです。数年ごとにペンギンのイラストの絵柄が一そろい変わっています。
下の息子も懐かしがってくれました。

以前最後に買ったのは10年ぐらい前でしょうか。
ペンギンのイラストがもっとグラフィックなリアルな表現でした。

以上の5品について、それぞれ、詳しくご紹介する機会を設けるつもりです。





コメント (2)
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端正な顔立ちのホレイシオ16歳の気を抜いてヘタレた写真

2019年08月04日 09時00分00秒 | うちのネコ、よそのネコ


ストックポート日報 にうちのネコ、ホレイシオの写真をのせると、知り合いにはけっこうウケがいいのです。

ロード・キル road kill 写真。


ロード・キルというのは車に轢かれて道路に横たわる動物の死体のことです。(縁起でもない話ですが)

ホレイシオは16歳、床に長く伸びた姿勢のまま何時間も動かずに寝ていることがあります。
死んでいるのかと心配になってそっとつついてみることがあります。


2階の踊り場に長く伸びているところを階段を下りた位置からねらい、思い切りぺちゃんこ写真が撮れました。

舌だし写真。




ホレイシオは端正な顔立ちのネコですがいかんせん年が年なものですから、いつまでも気がつかずに舌を出したままくつろいでいることがあります。



屈辱的なだっこ写真。


こういう抱かれ方を決してさせないネコも多いと聞きました。
動物がおなかを見せたりさわらせたりするのは服従のしるしだという説があります。

ホレイシオは子ネコの時から慣れています。

災害追記です;
ダム決壊の恐れで住民全員が退避したホーリーブリッジ、いぜんとして警戒が続いています。
住人は待避所に待機したままです。新たに退避地域がくわえられ不安が広がっています。
自宅に荷物を取りに戻ることが時間決めで許されています。
首相、ボリス・ジョンソンもお見舞いに行きました。
...今日明日あたりまた局地的な豪雨が心配されています。

コメント (5)
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冠水のその翌日、泥水をかぶった庭園ののどかな風景、床上浸水に見舞われた商店の後始末ほか

2019年08月02日 21時22分12秒 | ストックポートとその周辺
ストックポート日報前回の記事、豪雨で冠水した坂下のラウンドアバウト、をその翌日たずねました。
おととい(冠水の翌日)、息子と二人で小雨の降る午後、徒歩で行ってみました。

ブラモル・パーク Bramhall Park を抜けていくことにしました。
広い公園で、入り口がいくつもあります。
一番高い場所にある入り口はうちのすぐ近くです。

ぬかるんだ雑木林(パークの一部)を抜けて、人口の池のある庭園部分に出ました。

おなじみの、パーク名物(?)カモの群れです。


この日はなぜか、メスのカモばかりが目につきました。
本当にどこを見てもお地味な茶色いメスのカモばかリ。


ああ、私の好きなモーヘンという水鳥の親子がいました。


人間でいえば中学生ぐらいの大人になりかけのヒナです。


水が、茶色く濁っています。


ふだんは、濁っているというより...澄んではいませんが水藻が浮いて、周りの木々の緑を水面にうつしぼんやりした緑の池なのです。

オスのカモがいない!
この頃よく目にする、美しいオシドリもいない!
ブラモル・パークを占領しつつある態度がでかく、どう猛だといわれている外来種のカナダガンもいません。

どうなっちゃったの!?

あいかわらずのブラモル・ホール、丘の上に堂々とたっています。


パーク内の坂を下り、この前の日にどっぷり冠水していたラウンドアバウトに接する、パークの一番下の部分に向かいます。
(水没したラウンドアバウトがどうなったのか見届けなければなりません)


小川沿いの遊歩道ではなく、草地を通ってまだ水が引かない非日常感を楽しめました。


いつもはさらさら流れる小川の水もコーヒー牛乳色に濁ってゴーゴー音を立てていました。


川幅はもとに戻ったようですが、水深はいつもの3倍ぐらいでした。
川の向こう側が遊歩道なのです。

ぬかるんでいましたが水は引いていました。
水になぎ倒された草があちこち泥をかぶって、それでもまだ生きています。


あああ、いたいた、カナダガン!


遠くの方に群れになって...



常駐の人口の池を離れて、全員結集、いったい何を企んでいるのか。

息子はがんの群れの中を抜けるのをビクビク怖がっていました。



実際、ブラモルパークでも何回か小さい子供が襲われたり追いかけられたりしているそうです。

からかったり、卵をとろうとしたりしないで知らんふりをしていたら普通人間とトラブルを起こすことはないらしいのですが。

濡れた草地に続く粉々になった木切れが形作る波打つラインは小川が氾濫増幅した時の水際の跡でしょう。


前の日にラウンドアバウトの深い冠水にぷっかぷか浮かんでいたいくつものゴミ箱の一つがパーク内に侵入して,水の引いた地面に横たわっていました。


前回の記事の写真と比べてください。


増幅した川の一部と化していた門番の家だったらしい一軒家の前の道の水はすっかり引いていました。
道がまだ泥の色をしていますが。

玄関先に砂嚢が積んであります。


床上浸水は免れたのでしょうか。

一晩明けて、水がすっかり引いて平常に戻ったラウンドアバウトにつきました。


奥のレンガ塀の部分の下を川が流れています。


道を横切って左側がブラモル・パークの一番低い部分です。正門があります。


この写真の正面左寄りにある建物が....


この日の朝、ニュースの映像にとらえられていた、このラウンドアバウトの周りでおそらく唯一の床上浸水物件でしょう。
ラウンドアバウトにをめぐる歩道に入り口が接しています。

建物の横と裏を氾濫した川に半分囲われています。

民家の一階が「ニッサ・ローカル Nisa Local」というかなり大きなコンビニエンス・ストアに改装されています。



となりの葬儀屋とともに店内もどっぷり水につかったようです。
もちろん店は休業です。

何もかも平常に戻ったわけではありませんね。

水がすっかり引いた後のこの時、戸が広くあいていたので店の中をのぞいてみました。

床が剥がされ、棚の一部は取り外されて、後片付けの真っ最中のようでした。

外壁沿いに砂嚢が積んでありました。


水面の高さを刻み付けた喫水線がかすかに残っていました。
私の腰の位置ぐらいでした。

昨日はイギリス北部各地で浸水、橋や家屋の倒壊、孤立した家々を消防隊が救助にまわる、といった災害風景を次々とテレビのニュースで写していました。

ピークディストリクトのウォーリー・ブリッジ Whaley Bridge でダム決潰の恐れがあるため、町ごと約1500人の住人が ほとんど着の身着のままで学校に避難したということです。

決潰は回避されたようです。後追いニュースはききません。
それにしても...そのダムは19世紀に建設された史跡物件らしく、現代の建築基準を満たしていなかったのだとか...?
町一つ押し流す量の水をたたえたぼろダムを町のはずれに半壊するまでほっておくずさんな行政?!

昨日は晴天、気温が18度前後の過ごしやすい一日でした。


コメント (2)
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