上の写真は、夏休みに帰国している息子がスペインから持ち込んだ大量のタバコのごく一部です。
喫煙者の息子が、タバコが ものすごく高価なイギリスに滞在中に吸うたばこを持参するのはわかります。
でも、ちょっと待った!3週間足らずの滞在でこの量は何ごとだ!?
手荷物の半分がタバコ!
到着した日、荷解きをした後 お友達とパブに出かけた後の息子の部屋の床に散らばっていたタバコを集めて勝手に写真を撮りました。
イギリスでもすっかり見なれたタバコのパッケージに印刷された「タバコの害警告(脅迫/いやがらせ)」写真 スペイン版の強烈なグラフィックに驚愕しました。
傑作はこれ。
お棺に横たわる亡くなった夫と、赤ちゃんを抱いて悲観にくれる妻!
スマートフォンにアップロードしたスペイン語辞典を引きながらわざわざすべて解読してみました。直訳です。
禁煙して 愛する人たちのために生き続けよう。
他は...
喫煙は動脈を塞ぐ。
喫煙は生まれてくる子供を殺す可能性がある。
喫煙は肺に害を与える。
喫煙は失明の可能性を高める。(眼窩から煙が出ています!)
9割の肺がんは喫煙が原因。
...と比較的ストレートなメッセージですね。
両面にドカンと印刷されています。
喫煙者の子供が喫煙を始める可能性はより高い。(左端)
身近な喫煙者である息子が家を出てから、最近のイギリスのタバコのパッケージを目にする機会がほとんどありません。
今 グーグルしてみたら、イギリスでもスペインの警告写真と(一部?)同じものが使われているようです。
EU の保健省のような機関が一括して警告/脅迫活動を展開しているのかもしれませんね。
前回、イギリスのタバコのパッケージについて少し説明した記事のリンクです。☟
バクストンに存在する絶滅を免れたタバコ屋に寄ってみた....イギリスのタバコ事情いろいろ
お気づきでしょうか、写真のタバコの銘柄がバラバラです。
息子は紙巻きたばこ20本いりひと箱が 8ポンド25ペンス(1064円、対円のレートがどんどん下がっています)から12ポンド(一般的な値段です。1547円)ぐらいするイギリスで、売るつもりで持ち込んだのでした!
スペインでは5ユーロ(595円)ちょっとでイギリスで12ポンド クラスのタバコがひと箱買えるらしいのです。
(喫煙者なら棺桶写真を見せられても買っちゃいますよね…脅し効果がほとんど全くない警告写真より、安く売るのをやめた方が喫煙抑止に効果があるはずなのですが)
すでにパブでお友達に手広くさばいてきたようです。
お友達から暴利をむさぼるのは倫にそむくと諭したのですが、聞く耳持ちません。
南欧で安く買い込んだタバコを帰国して売りさばくのって 周りでは みんなやっているらしいのです!(じゃあ、まあ いいか〜)
昨日から5日間、お友達とテント持参の野外コンサート music festival に出かけました。
大量のタバコ各種を会場で売り歩くつもりのようです。
闇屋行為!
日本ではあまりなじみがないかもしれませんね。
イギリスでは、市販の刻んだタバコの葉を自分で巻く人がとても多いのです。抜群にお得だそうですから。
100本以上巻けるらしい50グラムが22ポンド80ペンス、確かに!
タバコが安いスペインでもおなじみのようですね。
買いやすい30グラム売りのパックです。
喫煙は塞栓による身体障害を引き起こす。
後から気がつきました。「グーグル翻訳機能」を使ったら早かったですね!
イギリスのパッケージにも使われている写真は私がオタオタ翻訳しなくてもグーグルしたら英文脅し文句付きで出てきました。