イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ストリート・アートらしくない壁画のその後、街並みに溶け込むかわいい絵に変身...一時的な装飾が目的のはかないアート・フォーム

2019年04月03日 09時00分00秒 | マンチェスター
先週の火曜日にマンチェスターに行きました。


リーヴァ・ストリートの「本屋・カフェ」チャプター・ワン Chapter 1(第一章という意味です)のとなりの空オフィススペースの板覆いのアートが変わっていました。

1月の終わりに ストックポート日報 に載せた以前の「ストリートアートらしくない画風」の絵の写真です。


下にその記事のリンクを貼りました。☟

マンチェスターのストリート・アート、街なかのアーティストに発表の場を与えるスペース、空オフィスのぼろ隠し個性的なアートも発見

下に描かれた以前の絵がちょこっとのぞいていますね。


となりのカフェ、チャプター・ワンの看板と大きなガラス窓に高さを揃えてあります。

となりの空オフィスのスペースもカフェの延長ってことにしているようですね。
手作りケーキと紅茶の種類の多さが評判のカフェです。

一度入ったことがあります売り物の画集を見ながら長居をしました。

そういえばこのケーキをずらっと並べたかわいらしい色とタッチのプロが描いたようには見えない絵もストリート・アートっぽくありませんね。
子供の本の挿絵のような絵です。チャプター・ワンの依頼で書かれたのかもしれませんね。



もともとストリート・アートというのは暫定的なアートフォームなのですが、このガラス窓を守るための板覆いはもっと一時的な装飾の色合いが強いですね。
このカフェのウィンドウの絵の方が街並みに溶け込んで、無粋な板覆いのフェイス・リフトの効果が高いです。

それでもこのオフィスにテナントが入って、板がはずされるまでの短い間のディスプレイです。


前回写さなかった、建物の突き出た角を曲がった側の同じアーティストの作品が、まだ残っています。



独自の色遣いの、幻想的な作風の額に入れて飾るタイプの絵画かむしろブック・イラストレーションのような....やっぱりストリートアートっぽくありません。


コメント
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