イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

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牛乳で煮た甘いお米のデザート、ライス・プディング先入観克服に26年、意外とおいしいイギリスの味!

2017-05-27 23:01:24 | イギリスのおやつとデザート
ライス・プディング rice pudding 。


日本のお米によく似た、丸い、やわらかく炊けるライスを、たっぷりの砂糖を入れて牛乳で煮たデザートです。


実は、26年前、イギリスに来たばかりの時に、ホームステイしていた家で出されて食べたことがあるんです。
その時「まずかった」のをずっと忘れられず、それ以来一度も口にしていません。

食わず嫌いではありません。一度はちゃんと食べました。
それも、よそで出されたものだから、礼儀正しく残さずに食べたはずです。

イギリスらしい食べ物紹介の、イギリスのおやつとデザートカテゴリーから外せない重要な品目です。

今、あの時に本当にまずかったのか、疑問になってきました。

お米にお砂糖を入れて牛乳で煮るという調理法に日本人として違和感を持っただけかもしれません。イギリスに住んで26年、ハギスもブラック・プディングもマーマイトも、ルバーブも食べた私です、今こそもう一度試す時!

もともと、粉ミルク製造会社だった、アンブローシャ社 Ambrosia(創業100周年だそうです)製の出来合いの缶入りを買いました。


右側が、ライス・プディング。左はカスタード・クリーム。2缶買えば割引だということで、そのうち使うカスタードと組み合わせて買いました。

ライスはクリーム色のミルクの下にどろんと沈んでいます。



イギリスのライス・プディングは、温めて食べます。
お鍋でかき混ぜながら煮ました。



左はチョコレート・ダスト(粉ココア)を、右はシナモンをかけてみました。

もちろんそのまま食べてもいいんです。
ジャムやシロップを真ん中に落としたり、バニラエッセンスを調理中に振り入れる人もいるそうですが、実はすでにじゅうぶん甘いんです。

あれ、これがライス・プディング?と思ったほど、おいしかった・・・というか・・・そんなに悪くなかったんです。
お米の粒々は舌で感じましたが、なめらかで、「牛乳で甘く煮たごはん」という先入観を捨てればクリーミーで甘い乳製品デザートとして楽しめます。

缶のラベルの材料一覧を見たら、ライスはたったの9%。72パーセントは、牛乳、ホエー(乳清)など乳成分です。


この、ライスを牛乳で煮た料理、日本ではなじみがないけど、ヨーロッパ、アメリカ、中近東、東南アジアそのほか世界中で広く食べられているんだそうです。
粒がなくなるまで裏ごしして、蒸して固めた牛乳プリン状のものやスープのようにゆるゆるなのも含め、世界中にバリエーションがあります。温めたり、冷やしたり、味付けもいろいろ。

子供の頃に読んだ外国の児童文学の翻訳もの(ドリトル先生だったと思います)に出てきた「ミルクがゆ」というのは、もしかしてこのライス・プディング?
と疑問に思って調べてみました。

別のものみたいです。「ミルクがゆ」の日本語で検索しました。
甘みをつけずにミルクで煮た、お食事用のおかゆらしいです。やはり、日本ではなじみがないけど、世界各国で食べられているそうです。
ミルクがゆに該当する英語がわかりません。イギリスでみないから。

試しに、思いついた rice porridge で調べてみたら、(水で煮た)中国の朝食用のおかゆのことだと書いてありました。

「プディング」というのはイギリス英語でデザート、という意味です。
だからイギリスでライス・プディングといえば、甘いものを指すはずです。

「ミルクがゆ」と「ライス・プディング」の両方とも、日本語のレシピもたくさん見つかりました。

びっくりです。
さすが、インターネット時代、日本でも外国の珍しい食べ物も自分で作って食べてみることができるんですね。(ミルクがゆはがもしかして離乳食として昔から日本にもあったのかしら・・・?)

お米を牛乳で煮るなんてキモチワルイというイギリスに来たばかりの時の先入観に引きずられていた私より開けている!


下の息子は、小学校の給食(スクール・ディナー)で食べてみて嫌いになったそうです。まずかった、二度と食べたくないということです。


うちの夫は、子供の頃はよく食べたけど、今はわざわざ食べたくもない。出されたら食べるということ・・・シナモンをかけたほうを食べてみて、まあまあだ。また食べたいとは思わない…との感想を漏らしていました。


数年前働いていた高齢者施設の食堂で、たまにライス・プディングが出されていました。お年寄りは喜んで召し上がっていましたが、注文する職員はいなかったと思います。お年寄りにとって、古き良き時代の懐かしい食べ物なのかなぁと思ったものです。

缶詰のフルーツとシロップをかけて、おいしそうに盛ってありました。食べてみればよかった!



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