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イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

セント・メアリーズ教会、その2 墓石に秘められた悲話  ・

2014年10月20日 06時36分12秒 | ストックポートとその周辺
セント・メアリーズ教会 St Mary’s Church 正面。


ストックポート・タウンセンターのマーケット・プレイス Market Place にある、ストックポート最大、最古の教会です。

10月12日の続きです。リンクを添付しました↓

セント・メアリーズ教会、その1 まわりは景観保存地域2014年10月12日ブログ



教会の境内は、信者が埋葬されている教区の墓地。
もう150年以上前にいっぱいになっちゃって、これ以上埋葬するスペースはないみたいですね。

墓石の話題です。


端が切れている墓石。


端がきれてるのがただごとじゃないので、何があったかのか気になります。

1711年の12月にエドワード・ソーネリーが埋葬され、その35年後に妻のマーサも同じ場所に埋葬されたらしいですね。

ご主人のときは中世の名残をとどめる朴訥な書体なのに奥さんの墓銘は洗練されてきています。

35年たって同じ石工の腕があがったのでしょうか。で一番上の行、1694(年)は何なのだろう?

お墓石の上をふんでもいいのかって思うでしょう?

はい、教会の境内にはぐるっと墓石が敷石のように敷き詰めてあるんです。踏まずには歩けません。



もちろん下には教区の故人のご遺体がぎっしり埋まっています。


一番古そうなお墓がこれ。


このブレッドリー(?)さんのクリスチャンネームはどう読むんでしょうか。

1658年に埋葬。その後、ジョン・テイラーという違う名字の人がいっしょのお墓に加わっています。

1806年って 年もむちゃくちゃとんでいますね。この一家に何がおこったのでしょう。

亡くなった赤ちゃんのお母さんが3年後に23歳でなくなって、ご主人も再婚しないで20年後になくなって・・・と、さまざまな家族ドラマがお墓石によみとれます。

昔の人は早死にです。みんないっしょに足の下にねむっています。

明日に続きます。
明日はいよいよ、教会の中に入ります。




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