イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

若い牡ウシたちがのどかに遊ぶ美しい丘陵地の放牧場

2021年10月08日 06時15分11秒 | ピーク・ディストリクト

昨日に引き続き、ピーク・ディストリクトの観光地、カースルトン Casleton に行った時の話です。


...と言ってもカースルトンの話は昨日でおしまい。
今日は、ウシの放牧場の話です。



カースルトンの町はずれのなだらかな丘陵地に他ではあまり見かけない強烈な見かけのウシがいつも放牧されていました。
これこれ↓、ストックポート日報の6年前の記事から1枚写真を転載します。


黒い体に白いベルトを巻きつけたような、ベルテッド・ギャロウェイ Belted Garowey という種類のスコットランド原産の肉牛です。

最後に見かけたのはいつだったでしょうか。
そう言えばパンデミック前に通った時もその前も見かけなかったように思います。

夫も私も大好きなのです。

緑の放牧場に黒白のコントラストが強烈なウシをばあッと散りばめた光景は圧巻でした。
過去の記事のリンクを貼りましたので、ぜひご覧ください☟☟。
ピークディストリクトにスコットランドの肉牛、腹にさらしを巻いたベルテッド・ギャロウェイ

仔羊を見にピーク・ディストリクトへ・・・いたことはいたけど過保護母とすぐ逃げる、かわりにおなかにさらしをまいた牛を見て帰る



カースルトンをひと巡り、お手頃なカフェで昼食を食べ、ちょっと買い物をした後帰宅する途中でベルテッド・ギャロウェイ観測スポットに寄りました。
(行きは、眼下に広がる渓谷を見下ろす景観を堪能するために別のルートをドライブしてきたのです)

道路の脇に、クルマやトラクターの出入りする門も何もない入り口があります。
牧場の持ち主の私有地なのでしょうが、道を塞ぐことがないのを確認して車をとめ、牧場へ入る脇道を徒歩で歩きました。


ぱあっと視界が広がります。


牧場を突き抜ける舗装された道路(私道でしょう)は丘の向こうまで続いています。

ベルテッド・ギャロウェイの飼育はやめちゃったようですね。
いずれも黒や茶色の若い牡ウシばかりが放牧されていました。



やはり肉牛の飼育を続けているようですね。
ティーンエイジャーの牡ウシばかり。



まだ乳離れしていない子供の牡ウシを連れた牝ウシも数頭見かけました。
この茶色の親子の他...


柵のそばに大きなおっぱいをもつ黒いメス牛が1頭だけブラブラしていました。
もうほとんど乳ばなれした大きな息子がお友達と遊ぶのをやめてその母ウシの元へ走って戻ってきました。
おっぱいをねだる大きな息子に母ウシは何だか迷惑そうでした。

視覚的に美しいベルテッド・ギャロウェイが見られなくて残念でしたが、ウシが好きな私たちは眼前に広がるウシの放牧風景をじゅうぶん堪能できました。

若い牡ウシばかりというのも、うなずけます。
広大な牧草地でゆっくりのびのびと立派な成人ウシに成長するまで放牧して、いずれは肉ウシとして出荷するのでしょう。

タネウシとして残されるラッキーなウシもいるかもしれません。






ついでに...
カースルトンに行く際に通ったルートは、カースルトンの町の中までは通じていないので...







行き止まりの、この雄大な荒れ地(ムーア moor)の駐車スペースでクルマをまわし、いったん戻って町の中に入るルートに合流します。
ここもとても人気のあるハイキングコースです。

私たちの他にも、クルマを回すためにこの場所にやってきたカースルトンに向かう人たちに会いました。
クルマをとめて景色を眺めて写真を撮ってまた元の道へ戻っていきました。





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