イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

花壇の土も凍る寒い晴天に庭に出たうちのネコの近況、霜柱考察

2021年02月02日 08時00分00秒 | うちのネコ、よそのネコ
寒い日が続きます。



氷点下の夜が明けて、日が差しました。
それなのに、昼近くになっても花壇の土が凍っています。


白い氷が表面の薄い土の層を押し上げていました。
もしかしたらこれは日本で真冬に見かけた霜柱

今日の話題はうちのネコ。



以前に母ネコのリヴィーと息子ネコのティブのはじめての屋外探検について書いてから3回ほど裏庭に出しています。
いずれも私がいっしょです。

ネコのアダプションセンター(保護ネコを引き取り手に斡旋する団体)に保護されるまで、ノラネコ生活を短期間経験したらしいリヴィーは大胆です。


さっさと歩きまわって物置小屋の背後に消えた母ネコの後を追って、あいかわらずこわごわ腰を落としてゆっくり芝生の上を移動するティブ。


アダプションセンターで生まれたティブは外の生活の厳しさも楽しさも知らず、怖がりながらも好奇心いっぱいです。



垣根を越えたり生垣の下をくぐって周りの家の庭に出てしまったら捕まえることは困難です。
心配で目が離せないのですが「ネコを外に出したら帰ってこなくなるのではないか」という心配は今のところ杞憂のようです。

2匹とも庭の散策をしながら心配そうに庭に私がいるのを確認し続けています。
私が家の中に入ったら慌てていっしょに駆け込んできました。

寒い外に置き去りにされ、暖かい家の中での安楽な生活に戻れなくなる心配をリヴィーは頭から振り払うことができないのかもしれません。



夫とテレビを見るリヴィーと.....


やっと自発的に私の膝にのってくるようになったティブ....の近況報告です。


暖かい家の中で食べて寝て、テレビを見て、私の毛糸玉をくすねて転がしてほどいて芸術表現を試みるという生活に2匹とも満足しているはずです。

物置小屋に用があったので庭に出たのですが、庭探検を楽しむネコ2匹に付き合ってしばらく庭掃除をしました。
家の中に入ってドアを閉めたら、またしきりに出たそうにする2匹です。

暖かい春になったら私が庭で過ごす時間が増えるため、もっといっしょに外に出る機会も増えるでしょう。
初夏には戸をあけたままにしてネコが自由に出入りできるようにするつもりです。
表玄関のドアにはネコが好きな時に出入りできる出入り口、キャットフラップ catflap もあります。

キャットフラップを使いこなして車の通る公道に自由に出入りするには好奇心旺盛な子ネコのティブはまだ幼すぎます。
気候のいい時季に外に出るのを許されたら、ノラネコ経験があるリヴィーは自由な生活を選び帰ってこなくなるかもしれません。
それでもネコを家の中で飼うという選択肢はうちにはありません。

「外に自由に出入りできるようにして飼う」というのがこの2匹のネコを斡旋する条件のひとつです。
アダプションセンターのボランティアの女性が、交通量の少ない行き止まりの通りにあるキャットフラップも設置してある家であることを確認して斡旋が決まりました。


ところで土の下の氷ですが....



霜柱ではないようです。
日本の「霜柱」のような細い繊維のような繊細なシャリシャリした感触がありません。
硬くて上から叩いても土をほじくっても崩れません。

そういえば、イギリスに来てから1度も霜柱を見ていないような.....
そもそも霜柱ってイギリスにあるのかしら?
物知りの夫は「そんな現象は見たことがない」と言っています。

ほとんど使わない「和英辞典」(英和辞典は今でも時々使うのですが)で霜柱の英語を調べてみたら frost pillars (ズバリ霜の柱)と書かれていました。
frost pillars でグーグル検索してみたら needle ice(針状の氷)という言葉のほうが一般的だということが分りました。

夫はどっちも知らないといっています。

夫に今度は needle ice の(日本でよく見かけた霜柱そのものの)写真を見せたのですがやはり「見たことがない」といわれてしまいました。
ぜんぜんないとは思えないのですが、東京あたりより真冬の寒さがおだやかなイングランドでは霜柱は「真冬の風物詩的な自然現象」のような一般的な認識はされていないようです。


手を振るリヴィー、「じゃ、またね」。








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