ブラックプール Blackpool の観光案内、続きです。
英国の海辺の観光地の典型的な娯楽施設、ピア pier の他にもブラックプールには貴重な観光財源があります。
1894年に完成したブラックプール・タワー the Blackpool Tower!
パリのエッフェル塔のようなランドマーク的建造物をわが町にも!と意気込んで建てられた、ヨーロッパ中に名がとどろいた素晴らしい建築企画だったそうです(建築当時)。パリに張り合うとはいい度胸ですが。
10年前の夏、当時は男の子だった娘とそのお友達を連れて、日帰りでブラックプールに行った時、展望階、Blackpool Tower Eye に上がったのでした。
その日の写真を、創刊翌日のストックポート日報 に載せています!「展望階のガラス張りの床」の写真をその翌年、夫と冬の海を見に再度訪れたブラックプール記事から転載しました。
前回は夫と入らなかったタワーに入場するつもりだったのですが、残念。展望階は閉鎖でした。夏の観光シーズンを前にメンテナンス中のようです。写真を撮って娘に見せたかったのですが。
展望だけの基本料金が大人1人、£16-50( 3,305円;他のアトラクション付きなど料金のオプションは多彩)は高い!
その記事には、「世界で100番目に高い建造物」とあります。当時、たぶんウィッキピーディアで調べて書いたはずですが、10年たった現在125番目に降格しています!
タワー土台のレンガ建てのビルの2階には世界的に有名な、ボール・ルーム・ダンシング(社交ダンス)の殿堂、ブラックプール・ボール・ルーム the Blackpool Ball Room があります。
ブラックプール・タワーの宣伝ウェッブサイトから勝手に借りた写真です
ゾウのエルマーにもペイントされていた、ブラックプールが世界に誇る名所のひとつ!
リアルなタッチのゾウが後ろ脚で立って踊っている不気味なイラストが描き込まれています!
社交ダンスの国際競技会場としても知られる、競技者にとっての憧れ、愛好家にとっても「聖地」みたいな場所らしいです。
ダンス・ルームの入場は £11-50 (2,303 円)、これもただ素晴らしい建築造形を見るだけにはボッタクリ値段!...私はちょっと払ってもいいかと思ったのですが、もちろん夫は却下。今回もタワーには入場しませんでした。
このお値段には「ティーダンス tea dance(午後のダンス)」への参加が含まれています。世界的に有名な1929年製のウリッツァ・オルガン Wurlitzer organ の生演奏の時間を調べて踊りたい人がダンスシューズ持参で入場します。利用し放題の年間料金が £99-00 ...毎日でも踊りたい人はお得ですね。
ウリッツァ・オルガンの古風な電子オルガンみたいなにじんだ音色はとても素敵です。(YouTubeで聞くことができます)踊らなくても座ってお茶を飲みながら優雅に踊る人々をながめる(アフタヌーン・ティは£16-00から)のもいいんなぁと思いました。ダンスの常連はお年寄りが多いみたいですが。
タワーの裏側は、かなり充実したショッピングエリアです。英国中どこの町にもあるチェーン店が軒並み揃っています。ちなみにタワーの1階部分は通り抜け自由、トイレも公衆便所として開放されています。
もうひとつ、とても有名な観光名所があります。
ここ、英国北西部で昔から「遊園地 amusement park」といえば...1996年に開業したブラックプール・プレジャー・ビーチ Blackpool Presure Beach 。
いちばん南のピア、South Pier の斜め前にあります。
25年ぐらい前(今の夫に出会う前)、2歳の息子とシングルマザー仲間の友人親子とー緒に来たことがあるのですが...園内の記憶がありません。
ただ、今でも手元にある、自動的に撮影された滝を下るジェットコースターに乗った写真を高かったにも限らず購入したため、かすかに記憶をたどることができます。
遠く離れた北端のノース・ピアからも見える当時も今もヨーロッパ最大(最高部が66m)のジェットコースターthe Big One は、タワーと並ぶブラックプールのランドマークにもなっています。。
開園以来、長らく入園無料でした。ブラブラ歩き回ってクレープを食べたり、子供たちが何かのご褒美として乗せてもらえるライド(乗り物)を楽しむ間、親はコーヒー・タイム...というように、地元の人にも大人気の気楽な遊び場だったそうです。ニコニコ顔が刻印された「トークン(コイン)」をいくつか買って、ライドごとにそれぞれ決まった枚数を払う仕組みでした。
ところが2011年に経営者が変わって以来、ディズニーランドなどのテーマ・パーク風の運営になり、高額の入園料(現在£50-00 )をとるようになりました。もちろん入園後、すべてのライドに乗り放題。採算重視とともに、園内での主にドラッグがらみのフトドキな行為を阻止するための措置だそうです。地元の人たちは当然のように寄り付かなくなりました。
残念です。
1日乗り放題のトラム(路面電車)のチケットで南端の終点まで乗ってサウス・ピアで降車...プレジャービーチの外観を懐かしくながめ...と言いたいところですが、25年前の記憶は皆無です!今回見た園外の壁はカリブ海沿岸のコロニアル風の家々(?)を模した...ディズニーランドを思いっきりちゃちっぽくしたような外国の街並みを模した造りになっていました。海賊が出没する舞台のつもりなのだと思います。
英国の子供たちは海賊が本当に好きですね!
町の中心にあるコーラル・アイランド Corlal Island という海賊がテーマの大規模なゲーム・アーケード(レトロなゲームセンター)です。☟
友人親子と来た2年後に、夫と息子と来て入った記憶はかなり鮮明です。(私は2番目の子を妊娠していました)
息子に、撮った正面写真を見せておぼえているか聞いたら...おぼえていませんでした!。中にある大人のメニューも充実したファミリーレストランでは、海賊船が天井に張り巡らせたモノレールの上を動き回りテーブルそばまで来ると海賊が紐を伝って下りてきました。子供が乗れる天井から下がるゴンドラのようなライドもありました。
反対側の入り口です☝
今回は行ってみなかったので、現在どうなっているかは不明ですが、外観は夫と息子と来た時の記憶の通りです。
英国の海岸地での伝統的な楽しみのひとつ、ジプシーの手相占いの非常に繁盛しているらしいビジネスを見つけました。
おそらく、ジプシーの家族が営業していたと思われる「ドンキー・ライド donkey ride 」(派手な鞍や鈴をつけたロバに子供をのせる伝統的な海辺の娯楽)を見かけなかったかわりに...
妙にマヌケくさいシンデレラのカボチャの馬車のような観光馬車を見かけました。
3日にわたる滞在中、利用している観光客を見かけたのはたったの1度。お客は中国人らしい若いカップルでした。料金も走行ルートも知りません。セントラル・ピアの斜め前あたりで、同じ馬車と御者数人がいつも客待ちをしていました。
結婚式などで使われるタイプの普通の4人乗り馬車も客待ちをしていました。
夫と2人で冬の海を見に行った時のブラックプールの記事4本です☟観光地の面影を全く感じさせない暗い冬の日のブラックプールの荒々しい海の写真と、ブラックプール・タワーに関して今回書かなかった情報も少し含まれています。☟☟
海辺の観光地、ブラックプールに思い立って、冬の海を見に行く。風の強い平日の午後
ランカシャーの誇り!世界で100番目に高い建造物、ブラックプールタワー(エッフェル塔のまね)
海辺の観光地、ブラックプールに思い立って、冬の海を見に行く その3
ブラックプールに冬の海を見に行った日の、その翌朝
ありがとう ございます
馬車の 客待ちは 時代の流れかも
だれも 馬車にのって 偉いと 思わなく
なったのかも
拾ってるのでしょうか
広島のどこの海辺の浜も
ペットボトルと パンの袋の セロハンで
うすら 汚れているのですが