イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

鉄道橋とその下にたつ、築後200年以上のかわいい六角形二世帯住宅

2016年04月18日 09時00分00秒 | ストックポートとその周辺
昨日の続きです。

ストックポートの町、マープル Marple のそばの散歩道めぐり。

ローマン・レイク Roman Lakes のすぐそばに1865年に建造された、石造りのヴァイアダクト(鉄道橋)があります。

今も電車が頻繁に上を走っています。


道と平行に流れている、ゴイト河 River Goyt は、この渓谷にかつてあった綿織物工場の水車タービンを動かしていた重要な水力減でした。

人口の滝が水量を調節しています。







六角形の水門番のコテージ Floodgate Cottage には今も人が住んでいます。

1804年に建てられたそうです。




入り口が二つあります。

工場の経営者は、19世紀にここに有料道路を通すつもりでした。

このコテージの裏半分が「通行料徴収所」になる予定だったのです。

通行料徴収係とその家族が住むスペースと、水門番とその家族が住むスペースが一棟の家屋を二分する「二世帯住宅」として建てられたのです。

当時 中がどうなっていたか、興味ぶかいですね。

建物のサイズのわりには、煙突が多いのは、2世帯住宅だからでしょうか。

有料道路案は実現しませんでした。

昔のイギリスには私有の有料道路がいっぱいあったようです。

現在はまったく関係のない一所帯が住んでいるみたいです。(一階の窓べにぐるっと一まわり、シリーズのカモの置物が飾られていました。)

ヴァイアダクトの下の小川沿い、ロマンチックですが、ちょっと寂しいですね。

名所のローマン・ブリッジ Roman Bridge を渡ると、すぐ林が始まります。


馬に乗った人は、降りて歩いてわたることになっていました。
橋の両側にあるのが、この石の階段です。

馬に乗るときの、足がかりです。

ローマン・ブリッジの写真はまた明日。

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コメント (4)
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