昨日の続きです。ストックポートの町、マープル Marple の散歩道。
ローマン・ブリッジ Roman Bridge を渡り、林を抜けて、広い道路を横切ってカナル(運河)にでました。
かなり遅いスピードで、バージと呼ばれる、細長いボートが横を通っていきました。
小道沿いには、民家の庭が広がります。
遠く、ピーク・ディストリクトの山並みが見えています。
向こう岸には、ヒツジの放牧場。
バージがもう一艘。
この橋で、向こう岸へわたります。
バージの集結所がありました。
散歩の出発点、マープルの町に帰ってきました。
カナルと、小道が道路の下をくぐる場所です。
18世紀の産業革命後、カナルを行き来するバージはマンチェスターを中心としたイギリス北部の主要産業、綿織物業を支える重要な運搬手段でした。
馬が工業製品や原材料を積んで運河を行き来するバージを岸で引っ張っていたのです。
ボートに住む家族全員が交代で終日、馬といっしょに岸辺を歩いたそうです。
今は、バージはもっぱらレジャー用に使われています。もちろんエンジンがついています。
休暇のために貸し出しもしているし、バージを買って退職後、イギリス中を運河でめぐる旅をしている人もいます。うらやましい・・・・
家を買うより安いので、住んでいる人もけっこういるらしいのです。
水のある風景は、いいものです。
車の通らない、運河沿いの散歩は季節を問わず楽しめます。
去年の夏に行った、運河とバージに関する博物館の記事も、読んでくださいね。
知らずに切符を買わずにはいった、ボートミュージアム、チェスターのすぐそば、その12015年7月31日ブログ
はずみで入ったエルスミアポートの海運博物館その2、楽しめました。入場料はらってません。ごめんなさい2015年8月1日ブログ
マープルの散歩道の連載はこれでおしまいです。
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