バルフィ!人生に唄えば

2014-09-01 22:32:16 | Movie
インド映画というと、過剰な演出と単純なストーリーで途中で踊りだすイメージがあるが、この作品は、アメリやシェルブールの雨傘の雰囲気に近く、フランス映画と言われてもおかしくない。
最初は、耳も聞こえず口も聞けないが心優しくユーモアにあふれたバルフィと、婚約者のいるシャンティとの恋愛話で始まるが、バルフィのキャラがうざく、音楽に載せたポップな映像の独特の世界観と合わせていまいち乗れなかったが、自閉症の少女ジルミルが出てきてから一気に話が変わり、見終わると非常に良作の映画だった。
バルフィ役とジルミル役の役者の演技が素晴らしく、特にジルミル役は本当に自閉症の少女が演じているのかと思ったが、後から調べると32歳の女優と判明し驚いた。
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マルティニークからの祈り

2014-09-01 21:57:39 | Movie
韓国での実話を元にした映画で、生活に困窮した主婦が、高額な報酬を引き換えに金の原石を運ぶ仕事を引き受けるが、実際にはコカインを運ばされていたことがフランスの空港で発覚する。韓国政府の怠慢により通訳も付けられず、パリから遠くな離れたカリブ海のマルティニーク島にある刑務所に収監され、不当に過酷な刑に服することなる。
この映画のように麻薬とは知らなかったが軽微な不正に手を染めるケースや、お人好しで親切心から騙されるケース、本人の知らないうちに荷物に入れられるケース等で、麻薬を運ばされる危険に巻き込まれる可能性はゼロではなく、実際に日本でも「メルボルン事件」が発生しており、全く他人ごとではない。
一時、田中真紀子が外務官僚と戦ったが結局潰されてしまったが、外交関連の役人は、日本だろうが韓国だろうが、世界中どこの国でも共通して、全く自国民の保護を考えていないのは、いったいどういうことなのか。ここにメスが入ることは未来永劫ないのだろうか。
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