著者の文化人類学者としての研究テーマであるアボリジニーにおきた、白人社会への同化政策をモチーフとしたジュブナイルSF。
デビュー作ということもあり、守り人シリーズや獣の奏者と比べると、小説としての面白さは今一だが、後の作品へと続く、「文明の対立と悩みながら成長する個人」という、他の作品との共通のテーマがある。
デビュー作を読むのが最後になってしまったが、絶版のため入手困難な「隣のアボリジニー」と、最新作の「流れ行く者 守り人短篇集」以外の、上橋菜穂子作品は一通り読み終わった。
デビュー作ということもあり、守り人シリーズや獣の奏者と比べると、小説としての面白さは今一だが、後の作品へと続く、「文明の対立と悩みながら成長する個人」という、他の作品との共通のテーマがある。
デビュー作を読むのが最後になってしまったが、絶版のため入手困難な「隣のアボリジニー」と、最新作の「流れ行く者 守り人短篇集」以外の、上橋菜穂子作品は一通り読み終わった。
精霊の木 | |
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