過激な表現であるが、最近出版された新書本の書名である。問題のある上司の行動を類型化し、それに出会ったときの対処法を伝授するというものだ。著者は住宅会社のトップ営業マンだそうだ。
この本では、問題のある上司の類型として、1 モチベーションを下げまくる上司、2 部下を信用しない上司、3 部下を追いつめる上司、4 自分の価値観を押し付ける上司、5 部下のジャマをする上司、が挙げられている。
そして、それぞれにその行動の詳細と対処法が細かく載っている。あまりにありがちで、いちいち頷ける。まあ、対処法の方は読まなくてもだいたい想像がつく(あるいはすでに実践されている)ものではあるのだが。
それにしても、バカな上司というのは、このうち1つに該当するというタイプは少なく、1人でこの類型のほとんどすべてに該当する場合が多いのではないだろうか。管直人前首相はまさに全部にピッタリあてはまる。
まあ、申し訳ないが本を買うほどではない(むしろ自分で書ける?)ので立ち読みで済ませたが、このような本が出版されるということは、そういう上司が存在するのはワタクシが知っている会社だけでなく、日本中の会社にそんな上司が存在するということなのだろう。少し安心した。
ところで、ローレンス・J・ピーターが30年以上前に発表した「ピーターの法則」というのがあって、有能な人も能力の限界まで出世すると無能な管理職になり、一方で無能な人は今の地位に残るので組織は無能な人で埋められるそうだ。いつの世も同じである。
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