新年おめでとうございます。
昨年末は、地権者の反対や福井駅前商店街の反対で遅れていた福井駅前の再開発も、やっと少し議論が進んできたように見える。何とか早く進めてほしいものであるが、福井鉄道の「ヒゲ線」福井駅延伸問題が話題になって目立ち、あれだけ議論のあったプラネタリウムがうやむやになってしまった。あんなもの、本当に作るのだろうか。
それに、先日、福井市から福井駅西口全体空間デザイン基本方針というのが出されたが、にぎわいとか交流とかという言葉は何回も出てくるものの、肝心の再開発ビルがどんな中身になるのかがまったくわからない。空間デザインを検討するのも大事なことだが、再開発が成功して人を呼べるかどうかは再開発ビルの商業施設にかかっていると思う。
福井市のホームページには再開発事業に「お寄せいただいた市民の声」というのが載っており、商業施設などについてなかなかおもしろい意見もあるのに、どうやらあまり実現しそうにない。「市として十分に受けとめ、今後の検討に反映していきたいと考えております。」となっているが、市は商業施設については関与しない姿勢であるからだ。
いま、福井駅前に必要なものは、何より街の活気・にぎわいであろう。若い世代を呼び込むには商業施設がカギになる。自分が他の町に出かけたときによく思うことだが、駅に降り立ったときの印象がまずはその街の評価になる。観光客やビジネス客が福井駅に降り立ったとき、どんなにきれいな駅前でも人がいなかったらどう思うだろうか。失礼ながら岐阜羽島などを見ればよくわかる。
一方、敦賀市では、敦賀駅のバリアフリー工事が完了し、引き続き、駅舎(という名の市の交流施設)の工事と駅前広場の工事が予定されている。平成26年度に完成だそうだ。ちょうど敦賀市立看護大学の開学の時期になる。現在の敦賀駅周辺には電車の待ち時間を過ごせる場所が一つもなく、せめてコンビニやカフェぐらい入ってくれればいいのだが。
それに、原発事故問題を契機として財源の見通しが不透明なため、敦賀駅前の一番目立つ「Aゾーン」と言われる広大な空き地が残されたままである。駅前には福井大学国際原子力研究所ができただけで、どうやら財政面などから後のめどは立っていないようだ。こちらも敦賀市の顔であり、恥ずかしくない整備をしてもらいたいものである。
なお、いつも辛口になってしまうが、それは福井を何とかしたい、あるいはしてほしいという気持ちからのものなので、ご理解をいただければと思っている。(図は、上が福井駅前の再開発、下が敦賀駅駅舎と駅前広場のイメージ図)
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商店街の非協力的保守姿勢が根元にあることは言うまでもないだろう。
人集めにプラネタリウムなんぞ愚の骨頂。下種な手段かもしれんが、イオンでも頭下げてきてもらったほうがなんぼかマシ。
8時にはゴーストタウンになる県都駅なんかきいたことないわ!
敦賀駅も完全に時代を読み間違えた。原発マネーはないと考え、ここは市立大学を駅前に持ってくるなど、若者賑わいを創生せにゃなるまい。完成イメージ図のさびしいことさびしいこと。
基本が間違っている。これまでの街づくりでは大型商業施設を郊外に誘致し、それに引き寄せられて地元商店も出店する。当然であるが大駐車場付きで雨の日も雪の日もドアtoドアであり、もちろん無料である。すっかりこの便利な状況が定着してしまった。当然ですが駅前の現状は有力商店は郊外にすでに出ており、残された僅かな商店ばかりです。
今更駅前までマイカーで出かけ駐車場探しに苦労した挙句有料では誰がわざわざ出かけるでしょうか。そこを無視していても県民は駅前には出かけません。これまでは原発のおかげで県も地元市町村も事業者から毎年多額の協力金を得ていましたが、この先どうなることか心配ですね。県民の負担となるのではないでしょうか。もう、箱物はいりません。それより県民生活に潤いを与える待機保育、児童等を解消するようなソフトや都会の人を惹きつける自然や地方古来の伝統等を体験できるアグリツアーやロハス等に予算を使うべきではないでしょうか。
それよりさらに大きな問題があります。新幹線が開通した暁には、北陸線の特急が廃線になと言われています。そうなった時に大阪名古屋行きはどうなるのでしょうか。返って不便となり、これまでの観光の主流であった関西や中京の観光客が敬遠するのではないでしょうか。この打撃の方が大きいのではないでしょうか。
この緑樹に関して福井市役所の人に質問をしたことがあります。発端は、①送迎のための車を一時停車するスペースが少ない。②西口にも時間貸しのパーキングスペースが必要。③客待ちタクシーの台数が多すぎる。60台も必要ない。
以上の理由により、現在の駅前レイアウトをもっと工夫してはどうか。レーシング場のような形を改めて、タクシーのスペースを縮小し、その分を駐車スペースとしてとれば200台は駐車できる。
お役人の回答は、「それはそのとおりですがが、偉い人のなかに緑が好きな人がいる。殺伐とした場所にこそ緑樹を。といわれている。」
あまりにもアホな回答に何もいう気がおきなくなって終了しました。過疎の駅前に植樹するのですか。交通機関としての効率性とか都市の機能的なレイアウトは横において。
その50くらいの太った主任と課長ふたりを目の前に脱力して何もいう気がおきなくなりました。彼らに主権があるかぎり駅前のまちづくりに魂は入りません。
考える視点が