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事業仕分けのさらなる謎

2010-10-29 | 政治・行政
事業仕分けについては前にも書いたが、どうにもやり方が腑に落ちない。外部委員は問題がないのだが、なぜか国会議員の大臣経験者までワーキンググループの委員になっているのだ。

大臣といえば、行政機関そのものであり、いわば自分あるいは自分の部下がやってきた事業を自分で仕分けていることになる。しかも現職の行政改革担当大臣すら、本来仕分けられる方のはずなのに、仕分け人気取りである。仕分けという行為だけは、批判されるようなものではないので、民主党も安心である。

もともと国会議員であり、大臣であるのなら、はじめからそんな事業は各省庁の打ち合わせの中で、あるいは閣議で、あるいは国会の場で認めなければいいのだ。それを認めてしまってから、わざわざいかにも正義の味方っぽい演出をしているだけとしか思えない。こないだまで大臣だった人が仕分け人になっているのを見るととても理解できない。

ところで、直接関係ないが、この事業仕分け、資料に広告を掲載したり、会場で配布するドリンクもスポンサーを募っている。経費削減をアピールしたいのだろうが、発想はなかなかすばらしい。

福井市でもマネして事業仕分けをやっているが、こちらは市が提示した事業を外部委員が判定するものであって、当たり前だが市の部長や市会議員が仕分け人になってはいない。一人でパフォーマンスをしようという人もおらず、きわめて健全である。

ちなみに、仕分け対象の事業を援護するつもりはまったくと言っていいほどないので、誤解のないように。


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1 コメント

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老けたロッキーバルボア (ベル3)
2011-08-28 18:59:24
岡田大臣が仕分け担当となったら流通業界に甘くなってしまう。ジャスコ。
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