教育テレビで「MIT白熱教室」という番組が放送されている。MITはもちろんマサチューセッツ工科大学のことで、いわばハーバードのサンデル教授の理科系版というところだ。政治哲学のサンデル教授に相当するのがルーウィン教授である。インターネットのMIT授業サイトで公開され、年間100万ヒットの記録を誇るそうだ。
実は、昨年の秋、「これが物理学だ」という本を紀伊国屋で見つけて衝動買いし、興味深く読んでいたのだが、たまに写真は挿入されているものの、書籍ではなかなか臨場感が伝わらなかった。NHK教育テレビで放送予定となっていたため、いつ放送になるか楽しみにしていたのだ。
この講義、物理学の美と楽しさを体を張って教えるという触れ込みである。要は体を張った大掛かりな実験がすべてである。さすがにMIT、科学研究費が豊富なのだろうが、中学校か高校のころにこうした授業に接していれば物理学への接し方も変わっていただろう。もしかしたら理系に進んでいたかもしれない。
MITにしてはいくら何でも内容が易しすぎると思うのだが、たぶん一般向けの公開講座なのだろう。おかげで見ている分にはちょうどいい。番組を見逃しても「MIT Open Courseware」というこちらのサイトにあるので興味のある方はどうぞ。さすがにこちらは日本語ではないが雰囲気はつかめると思う。
http://ocw.mit.edu/courses/physics/8-02-electricity-and-magnetism-spring-2002/video-lectures/
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