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はじめに

福井を中心に、地域や身の回りのことに勝手にコメントしています。話題はいろいろですが、基本は福井への愛です。福井とあまり関係ない話もありますが、それは福井人としての視点ということでご了承ください。 なお、当然ですが、このブログの内容については、stanzaが所属する組織(公表していませんが)の考え方とは無関係です。 ブログランキング参加中=いいね!と思っていただけたらクリックをお願いします

万年筆のクレームに対するお客様対応はいかにあるべきか

2011-05-30 | 経営・ビジネス




先日、大阪に行ったときに、安い万年筆(パイロット製)を買った。「プレラ」という3000円のカジュアルな製品である。別に大阪でなくても買えると思うのだが、百貨店で現物を見て、見た目でつい欲しくなり買ったのである。なぜか黒っぽく写っているが、実物はもっと明るいグレーである。

ところが、家に帰ってインクを入れて書いてみると、新品なのにインクがかすれる。細字だし、書き方が悪いのかなと思ったのだが、力を入れて書いてもやはりかすれる。これは不良品かなと思ってお客様相談室にメールすることにした。すぐに返事が来て、休日だったので別の部署(ペンステーション)の方からとりあえず自分あてに送ってくれとのこと。

早速送ってみると、インクカートリッジの差し込み方が悪いように思うが、詳しく工場で調べるとのこと。「保証書は1万円以上の万年筆にしか付かないのに(すなわち安物なのに)、店の人が間違って付けてくれてよかったですね(笑)」という微妙なコメントも付け加えられていた。ビジネスに(笑)はどうかと思うが、まあ、よく言えばフレンドリーである。

数日経って、お客様相談室から写真付きの詳細な調査結果報告書とともに万年筆が返送されてきた。やはり異常はないとのことで、原因はやはりインクカートリッジを回しながら差し込んだことにあるらしい。確かに説明書には回さずまっすぐに差し込めとあるが軽視していた。少し回しただけでダメだとはなかなかシビアである。

A4判2枚にわたる報告書には、工場からのインク流量などの報告とともに、顕微鏡でも調べたらしく、ペン先やカートリッジの拡大写真もついている。返送した郵送料に加え、新製品(消えるマーカー)も同封されていた。テンプレートはできているのだろうが、安物にもかかわらず大変迅速かつ丁寧な対応であり、さすがパイロットである。お客様対応やクレーム対応の参考になった。

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