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福井を愛するがゆえに、地域や身の回りのいろんなことに勝手にコメントしています。

はじめに

福井を中心に、地域や身の回りのことに勝手にコメントしています。話題はいろいろですが、基本は福井への愛です。福井とあまり関係ない話もありますが、それは福井人としての視点ということでご了承ください。 なお、当然ですが、このブログの内容については、stanzaが所属する組織(公表していませんが)の考え方とは無関係です。 ブログランキング参加中=いいね!と思っていただけたらクリックをお願いします

雑誌NEWTON(ニュートン)の原発と大震災特集

2011-05-03 | 社会問題
NEWTON(ニュートン)という科学雑誌は、30年ぐらい前からあったように思う。福井県ゆかりの地球物理学者の竹内均先生が初代の編集長をしていて、かつては定期購読していた。値段は当時は確か800円で、結構高いと思ったが、今でも1000円なので、それほど値上げされていない。

全ページカラーの美しい雑誌で、毎号、科学のいろんなことがわかりやすく紹介されている。相対性理論や微分・積分など難しそうな話題もあるが、何となく、科学を勉強しているという自分に酔えるという効果もある。わかりやすく解説されているものの、理解できるのは最初の方だけで、難しい話題だと理解力がないせいか、少し読み進めると突然わからなくなってしまうことが多い。

そのNEWTONが、今月号で原発と大震災の大特集をしている。もちろん東日本大震災と福島原子力発電所事故の問題を受けてである。原子力と放射能については次号も特集をするそうだ。さすがにNEWTON、図解や説明がきわめてわかりやすい。今回は特に題材が具体的かつ切実なので、読み進めていってもなんとかついていける。

あおるわけではなく、油断させるわけでもなく、クールな解説ぶりである。科学者の文章である。編集長いわく、ひとりひとりが正しい科学的能力を涵養することが将来の日本にとって大切で、また、報道される内容を正しく判断できる力が国民に求められているとのことだ。

学説のわかれている部分もあるが、わからないことはわからないとはっきり書いてある。だれかのように、根拠もなくただ心配はないとか、直ちに影響はないとかあいまいなことはこの本には書いてない。今求められているのは、科学的な知見であって、根拠のない推測や政府に都合のいい解釈ではないのである。

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