Ｆ-22

　メッサーシュミットやフォッケウルフ、零戦や疾風、そして五式戦や富嶽までご存知の方は、軍事に明るい方だと思います。これは第二次世界大戦でドイツと日本で活躍した枢軸国の代表的な航空機です。第二次世界大戦の空で大活躍しました。そのためか、第二次世界大戦後の世界では、この両国での航空機産業は無いに等しい状態です。日本のＹＳ-11が意外に優秀で、現在も東南アジアで（40年も）使用されています。このように優秀な飛行機をつくるものですから警戒され、日本とドイツは航空産業に未だに参入できません。
　ＥＵはヨーロッパの国際協力機として、エアバスやユーロファイタータイフーンなどを生産しています。そしてこれらの国際協力機にはドイツも参加しています。いや参加しなければドイツは航空機産業そのものに参入できません。
　日本は未だに航空機産業に参加できません。しかもＦ－２戦闘機の開発のときアメリカが介入し国際共同開発となりました。今回アメリカがＦ-２２を販売したがらないのなら、日本独自で開発すればよいという意見も出てきます。本来Ｆ-２２は高額過ぎてアメリカ空軍だけはコスト割れする可能性が高い飛行機です。日本が購入することを見越しての開発そして採用です。その日本にアメリカ議会が売りたがらないのであれば、日本で独自開発を再開すればよいと言う意見も出てきます。
　もちろんブラフでしょうがかなり効果があるようです。兵器は体系がありますからやたらにつぎはぎにすると補給がうまくいきません。このことは日本が第二次世界大戦でいやと言うほど味わったことです。同じ機関砲の弾でも陸軍と海軍とでは規格が違い使用できませんでした。しかしお金持ちのアメリカは陸海空とも同じ弾丸を使用していました。