社会科学上の不満

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北の核実験 その2

2007-10-22 23:40:23 | 外交と防衛
 周辺から奇異の目で見られている国では、国民の不満をかわすため外に敵を作り、危機感を煽る方法が一般的です。
 北朝鮮の場合、自国民の不満が頂点に近いことを権力者たちは良くご存知です。この不満を外敵に転換する為には、核実験などの騒ぎを起こし外国が騒ぐ必要があるわけです。外国に忘れられた場合、北朝鮮は政権を維持できません。騒ぎを起こすのは、常に外敵に攻撃される可能性があることの緊張感を国民に与える必要があるためです。この緊張感がなくなると社会秩序は保てません。
 旧ソ連などが実施していた革命と戦争が国民に与えていた緊張感と同じものです。
 現在北朝鮮の平均寿命はいかほどでしょうか。平均寿命は国家が国民に与えることができる人生の時間の目安です。短ければ国家は国民に人生の時間を与えることができないこととなります。そんな国に誰も住みたくありません。
 しかし、自分の生命に危機が迫っているとすればそれは別です。進んで国家に尽くします。旧ソ連がそいう国家体制でした。旧ソ連のベリア長官の後押しで金聖柱は金日成になり、北朝鮮を建国します。この事実は現在のロシアが暴露しました。
北朝鮮は国家体制を旧ソ連がモデルであるため、常に外敵を必要とします。
 外国に無視されることは国内の不満を抑えるすべを失うことにつながるので何かチョッカイを必ず起こします。
 今度はなにをするのでしょうか。
コメント
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