社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

名(迷)訳「国際連合」

2007-10-09 22:02:52 | 外交と防衛
 UN(UNITED NATIONS)を「国連」と訳された方は、正に日本の進む道に大きく影響を与えた方です。直訳すれば「連合国」であり第二次世界大戦時の連合国に他なりません。故に枢軸国であった日本やドイツは国連憲章の敵国条項の対象となります。「そんなものは最早過去の産物だ」と左翼の方が仰いますが1997年にこの敵国条項の削除案を国連総会に提出されましたが、未だに答えは出ていません。これが国連の実態なのです。
 日本やドイツはこの敵国条項により何時でも「侵略の恐れがある」との理由で再占領できるとなっています。しかし、日本は現在国連への拠出金がアメリカに次いで2番目です。日本とアメリカで国連の経費の60%を補っています。しかし、お金ではないのです。第二次世界大戦の勝者か敗者かと言うことが現在でも大きな意味を持っているのです。
 そのようなUNを国際連合と訳したのは正に迷訳でした。日本国民は国連に何か特別なものであると勘違いしている方が多すぎます。
 国連はその成立過程からも分かる様に、軍事同盟です。集団的自衛権が日本には不要であると仰る野党の方は、国際法をもっと勉強する必要があります。「集団的自衛権を日本は有さない」と総理大臣や国連大使が述べれば、その時から国連から脱退を意味します。面倒な言い方ですが現時点では「集団的自衛権は有すが行使しない」が最も正しい言い方です。
 決して国連は世界政府ではないのです。
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