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社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

衆愚化の波

2007-07-26 20:10:02 | 社会常識と教育
 物事の必死さが、奇跡を生むことがあります。しかしタナボタだけでは物事は成就しません。しかしなんでも適当にやる方が多いノもまた事実です。解からないから行動しないのではなく、面倒だから行動しない人々です。その両方の方が一番多いのかもしれません。解からないから行動しない方は、やり方や動機つけすれば行動を開始します。しかし、面倒だから動かない方は「解からない」と自ら理由付けて行動しません。
 ある参議院候補の選挙事務所にお邪魔することとなりました。そこで見た光景は後3日で選挙であるのに誰も事務所から出ようとしません。厚いから涼んでいるのでしょうか。仲良しクラブ化しています。この候補はかなり苦労するなと思いながらその事務所を出ました。
 良く「解からなから」と言い訳する方がいますが、本当に理解出来ないのか不明です。テレビのお笑い番組を「仕事が大変だから息抜きぐらいないと・・・」と言われる方が多数いますが、その方々が仕事で目覚しい活躍されたところはあまり見たことがありません。「他人がまた周りが仕事の成果を認めてくれなくても自分で満足できれば良い」等と神妙なことを仰るのですが、その方の仕事は市場から相手にされないレベルのことが一般的です。技術力があっても市場で認められないこともありますが、その比率は極少数です。
 そして、多数決で物事が決定するならば、ヒッラーの「我が闘争」に書かれていた通り「衆愚化」以外の何者でもないのではないでしょうか。JSミルは「自由論」の中で「民主主義の基本は民衆の常識(教養)による」と述べていました。
 現在の日本はどうも衆愚化の道を選択しそうな雰囲気です。更にその雰囲気を煽るのが商業主義のマスコミであり、「無冠の帝王」の名の通り権限や影響力は巨大なのですが、責任を取ろうとはしません。この「無冠の帝王」と言う呼称はマスコミに対し付けられてものです。
コメント
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