社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

論点のスリカエ

2007-04-07 15:17:31 | マスコミ批判
 松坂選手がレッドソックスで初当番し、加熱する報道に尾身大臣がNHKに対し苦言を呈しました。苦言の内容は「国営放送たるNHKが松坂のニュースばかりではバランスを欠く」と言う内容のものでした。しかし、民法(テレビ朝日)ではいつの間にか「松坂のニュースを頭にもってきたのは・・・」とニュースの順番が問題等してコメントを行っていました。懸命なる視聴者はこの「スリカエ」にお気づきの方も多数おられるでしょうが、前回blogに書きました30歳過ぎて九九のできない方々にはどのようにとらえられたのでしょうか。もっともニュースなど九九さえできない方々は見ないでしょうが。彼らも選挙権を有しています、明日の都知事選は「どこにどういう理由で投票するのでしょうか」。
 最近、関西テレビの「あるある問題」やTBSのヤラセインタビューなどテレビ番組の信頼性に疑義を生じる出来事が目立ちます。しかし、思い返せばテレビの捏造や偏向問題は今に始まったことではありません。政治家の不正と同様に飽きるほど生じています。政治家は責任をとる場合も有りますが、テレビ局が責任を取ったことはあまりないのではないでしょうか。TBSのオーム事件に対する対応もあれで責任を取ったとするTBS側の対応に疑問を持っている方は多数います。情報の一方通行のテレビだからこそ我田引水の論理を押し通せたのでないでしょうか。
 情報の双方向のインターネットの普及でモノ言わぬ視聴者が「モノ言う視聴者」になり、テレビ局としては面白いはずはありません。そのため、盛んにインターネットの「闇の部分」を取り上げているのではないでしょうか。30年ほど前に新聞業界がテレビ業界に行ったことと同じにか見えませんが。
 テレビ朝日の朝のニュース番組で「共産主義を取り締まるために治安維持法がつくられ・・・」と報道していましたが、その数ヶ月ほど前の「朝までナマテレビ」で(同じテレビ朝日の番組で同じMCは渡辺アナウンサー)では「治安維持法は右翼対策として制定された」と確認されました。渡辺アナウンサーはどのような気持ちで、この朝の番組を進行されたのでしょうか。
 このようなテレビ朝日のスリカエ報道による偏向報道の一部を垣間見ることができましたが、これはテレビ朝日だけの問題ではありません。「報道ステーション」の後の深夜番組の編成を観てもギャップに驚きを禁じ得ません。「東京教育テレビ」と言うのがテレビ朝日の当初の名称だと記憶していますが、会社設立の理想はどこへ言ったのでしょうか。それとも中国の「文化大革命」を絶賛した新聞社の子会社です、文化大革命のように考える国民を排除したいのでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする