市街・野 それぞれ草

 802編よりタイトルを「収蔵庫編」から「それぞれ草」に変更。この社会とぼくという仮想の人物の料理した朝食です。

食欲の秋 インド料理

2005-10-31 | Weblog
 宮崎市江平の五差路の西角に、サジョワンというインド料理店がある。向かいにサンマルクがある。見逃すほど小さいこの店のテーブルに座り、交差点を眺めると、いつもニュー・デリーを思いだせる。埃っぽい行政施設が並ぶ殖民都市のその風景を連想する。そこの現代美術館に行ったら、穴倉のようであった。わが日本のしゃれめかした美術館の喫茶店とは違っていた。汚れた壁にあいたカウンター越しに、チャイが受け取れる。

 さて、このサジョワンのナンは、じつに美味しいとぼくは思っている。香ばしい匂いのたつ厚い先端をちぎり、カレーをつけて口に運ぶと、熱さと辛さで、一気に食欲が湧き上がる。そしてだんだんすえひろがりの末端へとすすんでいくと、完璧な満腹感に満たされていく。カレー、ナン、サラダ、食後にチャイがついて600円である。ランチは850円、900円、1000円とある。ちなみに1000円なら、これにミックスベジタブルカレー、サラダ、タンドリーチキン、サーグブローン(シーフードカレー)ナン、ブリヤーニ(インドチャーハン)とチャイと7品となる。
 
 先日、紹介した崩壊料理、食パン一斤に蜂蜜とバターをかけただけのものが、コーヒーがついて1030円と比べてほしい。食事の値段というのは、まさに主観的な価値観による。はやはり実質を選びたい。

 6月までは、通り道だったので、2年間くらいは週に一度は訪れた。デリー出身の店主は、シャイだが話に乗ってくれる。そして料理の腕もたしかである。
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