躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

インド・グジャラート州(ポシナ)

2008-02-18 21:52:43 | Weblog
テラコッタ・ホース(写真:とうちゃん)
その他ポシナの写真はここ↓
http://hibiki.web.infoseek.co.jp/yoko/20080204/index.html

山村ポシナでは、マハラジャのお城を改造してホテルにしたところに宿泊。
お城と言っても、そんなに広くはない。
かなりの古い。
洗面所の水はチョロチョロ。
トイレはなんとか。
シャワーはついているもののそこからお水もお湯も出ない。
バケツが用意してある。
行水のお湯は蛇口から出てくるが、なんと薪で沸かしたもの。
とうちゃんがシャンプーをして、石鹸で体を洗って、いざ行水と言う時に、熱すぎるお湯を水で埋めようとしたら、お水が出なくなっていた!(笑)
冷ましてから使う羽目になって、日本から持って行った風邪が悪化した。
部屋の鍵は南京錠で、2度目に開けるときに、開かなくなった!
ボーイさんが結局は南京錠をハンマーで叩いて壊して無事(?)解決。
ふ~。
でも、お城の周りの村人達は、井戸水を手で汲んでいるのだろうし、
文句は言えない。

朝、お城の前の大通りを歩いてみた。
子供達が薪を頭に載せて家々に運んでいる。
薪を売って食料を買って行く子達も多いという。
近くの農家に牛乳を買いに行く人たちもいる。
あちこちから声がかかって、写真を撮る。
家の中からでも声をかけてくる人、小さなヒンズー教の神様の祠を見せてくれる子供達。
大人も子供もフレンドリーだ。
私が観光しているのか、地元が私を珍しがって喜んでいるのか・・・両方だろう。
写真を撮ればお金を要求されたことがしばしばだった前回とは全く大違いだった。
こんな調子で最期まで地元の人に会うのが楽しかった。
特に子供達は本当に愛らしく、人なつっこく、子供らしい。
汚れた服を着て裸足の子でも、目はきらきら輝いていた。

ジープに分譲して周辺の村を訪ねる途中に、テラコッタ・ホースの奉納に行く。
川の側の小さな祠に素焼きの馬の像をお供えする。
儀式だ。(なんで?ま、いいか)
奉納された千を越すほどの馬がズラリ並んでいる。
村の子供達が大勢どこからともなく集まってきた。
1人ずつ奉納するので、自分の番になるまで、子供達とおしゃべり(?)したり、写真を撮ったり、畑を見に行ったり。
奉納はお線香を立て、お菓子を備え、ココナッツを石にぶつけて割る。
硬くてなかなか割れず、手がしびれる。

次はビール族の村へ。
村の神様をお祭りしている粗末な土壁の家。
独特の雰囲気で、誰も中には入らない。
ここでお祈りしている村人が、突然トランス状態になることもあるとか。

続いて、民家を訪問。
土壁の家。
小さな部屋とせいぜい8畳ほどの部屋があわせて三つほどある家だ。
牛、鶏、ヤギがいるが、その小屋らしきものはない。
子供達がたくさんいる。
赤ちゃんはともかく、どの子がここのうちの子達かわからない。

お宅の中を拝見。
奥の部屋は真っ暗で見えない。
目が慣れてくるとやっと一人の女性がなにやら料理をしているのが見えてきた。
手が届く天井は植物を編んで作られていた。
天井から釣り下げられている2つの籠の中には、卵を抱いて温めている鶏が座っていた。
寝台の上に衣類が積み重ねられていた。
天井裏には、保存用のトウモロコシや、普段使わない道具などがおいてあった。
窓が少なく換気が悪い。
酷い匂いだった。
複数の動物の臭い、糞、人の体臭、料理、埃等の臭いが入り混じっていて、耐えられない。
説明が終らないうちに皆より先に外に出た。
子供達と鬼ごっこ。

ビール族のビールとは弓の意味だと言う。
狩猟と、たぶん戦いにも使ったのだろうとガイドの話。
若いご主人が、年季が入った弓矢を持ち出して何度か矢を放ってみせてくれた。
強力でこわ!
背の高い豆の木の畑の中でヤギを追っている少女が見えた。

もう一箇所のテラコッタホースの祠まで出発しようとした時、
ツァーの1人の女性が貧血で倒れた。
その後も調子が悪くて、もうインドには来られないと、お土産を買い込んでいた。
でも、「日本に帰ってしばらくして元気になれば、また来たくなるものよ。」
と他のメンバーの意見は一致。

午後は、ホテル周辺のバザールを見て、ガラシヤ族の村へジープで。
マハラジャ自ら運転のジープ。
(このマハラジャは、私達の朝食のパンも焼いていたとか。)
緑の畑にガラシヤの女性の赤い民族衣装が映えた。
家はやはり粗末な小さなもの。一部屋か二部屋。
どこの村でも、そうした家が多数だった。

前日夜遅くホテルに着いたため、
少ししか聞けなかった村の音楽演奏を期待していたのに、
音楽隊が来なかった。
マハラジャが私のせいにして、適当な言い分けした。
ツァーの女性に人気の若いマハラジャだった。

遠くで、結婚式か何かの音楽が一晩中続いていた。










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