躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

No problem

2008-02-26 22:20:29 | Weblog
ガソリンスタンドの水牛
(写真:とうちゃん)
その他の写真  http://hibiki.web.infoseek.co.jp/yoko/20080210/index.html


この日は5時45分のモーニングコール。
夜の9時に到着して朝7時に出発なんて(もっと短時間の滞在もあった)、食べて寝るだけ。
忙しいスケジュールでも、平気で時間厳守をする他のメンバー。
さすが、海外旅行100回以上の人をはじめ、つわもの揃いだった。
(以前、200回以上の人がいた!正確にはもう数えてないって。そうだろうなあ。)
このインド旅行が終って2、3日後には、もう別の旅行に出かけるという年配の女性は、地方なので、家には帰らないでそのまま行くとか。
3月にも行く人がいたし、今回の旅行は10月の似たようなグジャラートツァーの下見だと言う人もいた。
ヒマラヤ登山の予定がある人も。
あ~、世の中には元気な人がいるものだ。
お金と時間と体力と気力が揃っているなんて、すごいとことだ。
でも、それほど羨ましいと思わないのはなぜ?

それはともかく、夜になってもバスで走ったり、早朝のまだ真っ暗な時に起きるので、星がきれいに見えた。
星が多くて北斗七星が探しにくい。
さそり座は、しっぽまで全部がきれいに見えて感動した。

ところで、このホテルのマハラジャは趣味が悪くて、宮殿の壁にはハンティングで世界中から集めた動物の頭の剥製飾れていて、それを自慢する。
床には虎の皮と頭の敷物が・・・もう二度と行きたくない。
(行けないけど(笑))

宮殿を脱出して、インダス文明の遺跡のあるロータルヘ。
とても気持のいい場所だったけど、巨大な貯水池以外は複製だとか。

それから、バローダ。
その途中、道路脇に、多数のサリーを吊るした木があって、その下のヒンズー教の祠で何人かお祈りをしている。
バスが止まり、見に行くと、やはり誘われ、祭壇の前でお祈りをした。
赤い印を眉間につけてくれて、お菓子もくれたので、お賽銭をいれた。
10ルピーも入れたから、神様ならぬ村人が喜んでいた。
ヒンズー教徒している私。
とうちゃんは、仏教徒だから(笑)ふらふら近くの民家の方へ行ったらしい。
覚えたばかりの、『小指を立てて見せるとトイレを意味する』(日本では、女を意味するのと同じ仕草)を実践したらしい。
そうしたら、トイレは貸してくれるは絵を見せてくれるは、近くの家に呼ばれるはで、また遅刻だった。
本当にフレンドリーなのだ。

この辺の村人達は、身なりはそんなに良くないけど、みんなが生き生き明るくて柔らかい。
農地が豊かだからだろう。
あたりまえだけど、ある程度の生活レベルは必要だとしみじみ思った。

バローダに着く前にバスの音が変。
なんとかたどり着いて、昼食を取ってる間にも直らない。
で、近代的な街で自由時間が出来た。

出かけると、早速、靴磨きの少年に捕まった。
私のサンダルが皮製だったのだ。
埃だらけでも別に気にもならないけど、労働の対価としてお金を上げたかった。
磨き始めて、いくら?と聞いたら、「150ルピー(450円弱)」
冗談じゃない、暴利だ。「ノー!」
足を引っ込めても磨く。
仕方ないので、近くを通りかかった男性に相場を聞いた。
10ルピーだそうだ。
ナンタルチアだ。
150ルピーだと言われていると男性に言うと、靴磨きの少年を怒鳴りつけて10ルピーにしろと言ってくれた。
それだけではなく、ちゃんと磨くようにと指示をして、磨き終わるまで見届けようとしてくれるのだ。
ガイジンに嫌な思いをさせたくないという気持が伝わってきた。
男性には時間をとらせても悪いので、礼を言って行ってもらった。
その途端、靴磨きは「マダム150ルピー。」
私「ノー!10ルピー」
靴磨き「100ルピー」
私「NO!」
靴磨き「マダム50ルピー」
私、日本語で「ノー!10ルピーと言ったでしょ!ちゃんと磨きなさいよ。」
とうちゃん、日本語で「20ルピーにすれば?」
私、日本語で「わかってる。そう思ってるけど今は言わない。10ルピー!」
子供相手に何やってんだろ。
でも、お涙で騙されやすいひ弱な日本のおばさんは、子供にでも鍛えてもらわないとね。
案の定、靴磨きの少年は20ルピーを喜びはしなかった。
「50ルピー!マダム」とまだ言っている。
「NO!」
マダムがマムに聞こえて、お母さんはちょっと辛い。
でも、サンダルなんて靴の半分も磨くところがないのに2倍も貰ったくせに、「いい根性だわ。」
うん、これくらい強い心を持てば、インド一人旅できそうな・・・あまい!(笑)

近くの店で安いショールをゲット。
バスがなかなか直らないので、インド10回目の女性にお願いして、サリーのお店へ。
気に入ったパンジャビスーツをゲット。

バスが直って、出発。
現地ガイドさんは故障を平謝りだけど、みんなはお陰で買い物ができたと大喜び。
No Problem!・・・これインド人の得意な言葉なんだけど、今回は私が言ってあげた。
前向き前向き。

少し走ると、結婚式の行列に出会った。
花婿さんが車に乗って花嫁さんを迎えに行くのだ。
先頭に楽隊がいて、その後に踊る友人達が続く。
そして、最後が花婿さんの車だ。
バスを止めて見学。
もちろん誘われて、何人かの日本人が混ざって踊りまくり。
見物人も大喜び。
何を勘違いしたか、10代の男の子に両手をつながれたかと思うと、グルグルまわされた。
帽子を被っているから白髪は見えないものね。(笑)
ガイドさんが青い顔して止めにきた。
いや~!楽しいインド。

ジャコブダイ近くの森の中にあるマハラジャパレスのホテルに着いたのも夜だった。
とっても田舎。
村のおじいちゃんと若者と子供の使用人達が出迎えてくれた。
街で買ったケーキを私達が食べているのを子供達が見ている。
結構食べ残しが出て、嫌な気持だった。
部屋は古くて汚いけど、気持は悪くなかった。
吹き抜けで穀物倉庫のような部屋。
屋根の近くの壁には空気穴のような素通しの窓がついていて、そこから風が入る。
毛布は2枚あったものの、この夜も寒かった。
宮殿の外で音楽が夜中まで聞こえ、早朝からも聞こえた。
ここでも結婚式かな。

















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