いのち

もちろん羽生君のバルセロナの演技を見ました。

彼の演技は異次元だっていうけど、
フリーの演技の曲『ＳＥＩＭＥＩ』は映画『陰陽師』からの曲だそうなので、
異次元になるよと、つっこみたい。
スケートという西洋のスポーツで東洋の呪術（陰陽道）・心的世界を表現することで、
西と東を融合を世界に発信している気がした。
彼自身は意識していないのかもしれないけど。
世界歴代最高点もだけど、そのことに気付いて更に感動感動！
またユーチューブを開くのでした。

でも、本当は『ＳＥＩＭＥＩ』以上に、
競技後のエキシビジョンで演技した羽生君の『天と地の鎮魂歌』に心が揺さぶられた。
２０１１年の震災後に作られた曲だそうだ。
彼自身も仙台で被災した。
迫真の演技を見ていると、
津波で亡くなったたくさんの人たちや、残された人たちの気持ちが伝わって来て、
号泣してしてしまった。

安倍晴明（ＳＥＩＭＥＩ）だけでなく、
きっと、あの震災で亡くなった人たちも、
羽生選手と一緒になって滑り、
ＳＥＩＭＥＩ＝いのち（生命）を輝かせた金メダルなのだと思うのです。