躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

できごと

2013-05-23 21:25:28 | Weblog
私の畑に君がよくきているのは知っていましたよ。
お食事もしているみたいね。

その畑の、農道と小さな水路を挟んだ向こう側の、
鬱蒼とした林の中に君のお住まいがあるのも知っていましたよ。

私はいつも午後から畑に出るのが習慣で、
君は午前中、私の畑を横切って、
(横切る時、ついでにお食事もするのでしょうね)
あちらの竹やぶの側を通り過ぎ、
どこか行くのが習慣だったのですね。
そして、今日もいつもの時間に出発しようとしたのですね。
いつもどおりの散歩道を。

でも、林を出ようとして、
びっくり!!
ななななんで、おばさんが!!

何でって言われても、私の畑だしねえ、
いついようと勝手でしょ!
昨日買ってきたのに植えられなかった苗を、
急いで植えようとして、今日は午前中に畑に出たのよ。

私の畑って言われてもなあ、
僕の毎日決まった散歩道なんだよお~。

君は、私の姿を見てフリーズ状態。
私は綺麗な君の姿にみとれて、
お互い遠くから見つめ合っていたよね。

しばらくして、やっと気を取り直した君は、
誰かに合図するようにケーン、ケーンと鳴いた。
(本当はこんな風には聞こえない。もっと濁音)
今日は少し遅くなるからとか、
こちらには危険がとか、
きっと彼女に知らせたのね。
そして、仕方なくUターンをして林の中に姿を消したよね。

私は苗を植えながら、
君の困った様子を思い出すと可笑しくて、
ひとり笑いをしましたよ。

あの後君はどうしたのかしら?
彼女に会えたかしら?

オスの雉(きじ)君、
明日の午前中は私はダンスだから、
いつもの散歩道、ご安心を。(笑)