躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

人間は恐いのだ

2010-03-11 20:32:51 | Weblog
まだ幼い野生の鳩の「ぽっぽちゃん」は、
毎日うちの庭に来ては、1日の大半を過ごしていきます。
朝玄関のドアを開けると飛び立ったり、
落ち葉たっぷりのナチュラルな庭の中に入って行くと、
2メートル先から飛び立ったりするので、
こちらがびっくりさせられます。
夫は毎日のように庭の剪定をしているのですが、
ぽっぽちゃんとアカハラは、かなり近くに行くまで逃げないようです。

今日は陽射しに嬉しくなって、庭にあるコンポストの堆肥を畑に移しました。
堆肥をいじっている時は本当に幸せで豊かな気持になります。
コンポストのたくさんのミミズ君達も一緒に畑へお引越し。
「畑の方もよろしくね」

ミミズがいる畑はまだまだ土が出来ていないらしい。
でもいいのだ。
ミミズや微生物がいっぱいの畑が好き!
もしかしてそんな土に触れたい!というのが菜園をしている一番の理由かも。
私の畑は何農法でもなく、きままな思いつき農法だ。
化学肥料と農薬は使わない。
友人の鶏糞以外は動物の堆肥も使わない。
(友人の鶏の餌には抗生物質入ってないから)
これだけで、あとはいい加減。
その時の気分で、自然農法だったり有機農法だったり、不耕起だったり耕起だったり、
草を取ったり取らなかったり・・・
出来なきゃ直売場で買う。
そういうときは、化学肥料も農薬も抗生物質が入っているかもしれない有機肥料も気にしないようにする。
作ってもらってるんだから、感謝でしょ。

なんだっけ?そうそう、
コンポストの堆肥を取り出していると、
ぽっぽちゃんったらいつの間にか私の近くに来ていて、
落ち葉の中の餌をさがしていたのです。
気が付かないでいた私が、よいしょっと堆肥を載せた「てみ」を持ち上げると、
羽を広げてバタバタと2~3メートルほど超低空で飛んだかと思うと、
落ち葉の上に降り、とととと歩いて逃げるふりしたあと、また餌探しを続けます。
「なんだ、それなら近くに来なきゃいいのに」
でも、なぜか何度も近くに来ては、逃げたふりの繰り返し。
私がいるコンポストの側を通り抜ける時は、一応といった感じでとととと早足。
そして、例の水を溜めた古い風呂桶の水のみ場へ。
満腹のあとのお水ね。

「君、警戒心がないと、これから大変だよ。人間は恐いからね」
そうだ、野生の人生は厳しい。
「でも君は可愛いから、はい、特別のご馳走よ」
ミミズ入りの堆肥を一握り、落ち葉の上に放り出したところで。。。
そうだ、人間は確かに恐いのだ。
さっきまでミミズ・ラブだったのに・・・