昨日今日明日

きのうを思い、きょうを実感し、あすに想いを馳せよう。
若年性或いは老人性痴呆症にならない為にもね?

祭りの後の正念場

2005年10月16日 | Weblog
「軍隊保持」明記、旧民社系議員が独自の憲法草案 (読売新聞) - goo ニュース

 旧民社系の人々というのは、まともな人材の集団であるではないか。公明党などという。宗教集団に首根っこを押さえられてニッチモサッチモいかない自民党を、いっそのこと「誘惑」してみたら如何なものか。
 「やはり、信心なくして政治ありじゃのう」という爽快感に円形脱毛症でさえ治癒する先生方がどれ程おいでになることやら。
 宗教家の利益は官僚の横暴の比ではない。彼らは、征服されてなお「呪文を唱えれば救われると説くであろう」
 ここは、守旧派を廃し新生日本を力強く誕生させる時である。国民がそれを求めているのである。
 今後の健闘に期待したい。

皇位継承世論調査に思う

2005年10月16日 | Weblog
 この種のアンケートが恰も芸能人の人気投票でも行うような軽い観点に立って行われて良いものか大いに疑問に感じるのである。

 まず一番先に問題となるのは、現在の憲法において、国民に天皇任免権があるとされているのであろうが、日本国二千年の歴史において、初めて負けた上にGHQなどという占領軍によって強要された憲法によって、皇室典範を云々しようなど甚だしく常識をかくものではあるまいか。それに有識者会議の構成員はいささか左掛った人たちとお見受けする。

 先ず問題にしたいのは、
 問1 あなたは、天皇は男子に限るべきだと思いますか、それとも女子がなってもよいと思いますか。次の中から1つだけお答えください。
 男子に限るべきだ      6.2パーセント
 女子が天皇になってもよい 83.5 
 特に関心が無い       9.3 
 わからない・無回答     0.8

 とこのような結果になるのであるが、現在の皇室の状況を慮れば無理もない回答の選択範囲なのかもしれないが、「男子に限るべきだ」という回答の選択肢があるなら、「女子に限るべきだ」という回答の選択肢があってしかるべきであろう。その選択肢がなくて、いきなり「女子が天皇になってもよい」という選択肢にするとは甚だしい「誘導尋問的」な設定ではないのか。
 この結果により「世論の動向83.5パーセント」としてかたずけてしまうのは拙速であろう。

 物申すのも憚られるのであるが、内親王「愛子さま」が皇位を承継されるのは、むしろ当然と考えている国民が多いことは周知の通りである。

 愛子さまが将来成人なさり、結婚なされて「御子」を御産みになったとき、この方に天皇を承継する権利があるかどうかということが、「男系天皇派」にとっては、重大な問題となるのである。

 何故なら、女性天皇から産まれた「御子」は最初から皇位継承が認められないからである。現行憲法の価値観で飼い慣らされた我々には、この件に関して判断する資格がないのかもしれない。
 話を簡潔にすれば、縁もゆかりもない他人の家の相続に口を挟むが如き浅ましさを感じるものである。

 内親王愛子さまがご成人なさるまでには、尚十分な時間もあるのだから、この段階の「皇位承継者」は愛子さまとお決めし、後のことは十分に時間をかけてお決めになったら如何なものか。

 問2 仮に女子の天皇が求められた場合、あなたは、継承順位については、男女を問わず第一子からとすべきだと思いますか、それとも男子を先にすべきだと思いますか。次の中から一つだけお答えください。
 第一子からとすべきだ  41.5
 男子を先にすべきだ   40.8
 特に関心がない      14.2
 その他            1.0
 分らない・無回答      2.5

 先の選挙で、小泉首相は、国民に真を問いたいと言って衆議院と解散して、大勝したのは記憶に新しいが、それに近い感覚でなされたアンケートなのであろう。あまり関心しない。

 百歩譲って、止むを得ない場合には女系による承継を認めた場合でも、単純に第一子をもって承継人とする資格とするのには、あまりに飛躍した理論であろう。主婦感覚で者を考えると、機会均等で一番分りやすい方法であろうが、特に東アジア(中国、北朝鮮、韓国)は「父権」に大いなる尊厳を感じる国柄である。
 今後、これらの国々とせめぎ合いをしていかなければならない時に、あえて女性天皇を助長させる策が国益に適うかどうか熟考すべきである。
 「女性天皇」を戴く軟弱国家などという印象をゆめゆめ持たれてはなりますまい。

 有識者会議自体、学者どうしの所謂セクト争いが内在するかも知れないという危惧がもたれると感じるのは私だけであろうか(何が何でも女系か?)。