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山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

北アルプス 西穂~ジャンダルム~奥穂

2024-08-22 09:55:43 | ガイド山行/バリエーションルート登山
8月19日~21日は、西穂~ジャンダルム~奥穂コースのガイドでした。

日を重ねるごと、時間を追うごとに天気予報がコロコロと変わりもはや予報というよりも実況中継じゃん!とツッコミたくなる気持ちを持ちつつ迎えた今山行。特に縦走日の中日21日が特にヤヤコシくとても判断の難しい判断に迫られたのでした。
おまけに21日は大安「大いに安し(一日を通して良い運勢を期待できる)」というのに雨予報とはあまりに残念過ぎます!
大安というのに雨! これってダイアン・レインやん!


ダイアン・レイン(銀座じゅわいよ くちゅーる マキ CMより)
「~死ぬまで飽きないスリルをください~(CMキャッチコピー)」って確かにジャンダルム越えはなかなかスリル満点のコースではありますが・・・

という冗談はさておき少々心配をしながら迎えた今回の山行でした。
結論としては予定より1時間遅らせて西穂山荘を出発、小雨🌂→曇り☁→晴れ🌤時々霧雨と激しくする天気の中、頑張り抜いて見事に踏破されたお二人様でした☆彡
本当によく頑張られました👏


西穂山荘近くのお花畑は早くも秋の花々に変わってきつつあります。
サラシナショウマとトリカブトがいっぱいです。

翌朝は出発予定時刻はしっかり雨降りだったので止むのを待って1時間遅らせて出発しました。


日の出が焼岳を照らした幻想的な景色が眺めます。


独標からのピラミッドピーク、西穂高岳、そして奥穂高岳方面へと続く稜線を眺めます。


青空の下、西穂高岳登頂!
いよいよ本格的に縦走のスタートです。 


雨後の滑りやすい岩が多く、慎重に通過していきます。


間ノ岳めざして登ります。


トウヤクリンドウ


地味に、密かに、誰が書いたか間ノ岳


越えてきた間ノ岳を振り返り眺めます。


天狗岳めざして逆走スラブを登ります。


急なルンゼを下って天狗のコルに到着です。これにてようやく前半戦終了~


ジャンダルムめざして急登の連続ですが、岩が固く最も岩登り的な楽しさが味わえるポイントなのですが、流石に疲れも出てきてそう簡単には登らせてくれませんね。細かめに立ち休憩を入れながら登っていきます。


いよいよジャンダルム直下まで登ってきました。
テッペンでは3名の登山者が戯れていました。


ジャンダルム登頂! おめでとうございます~!
いやいや本当によく頑張って到達しましたね!
奥穂高岳方面も少し望めましたが、ガスガスなのが残念です~


ジャンダルムを越えてきて振り返り眺めますがやはりガスガス~




ウマノセを登ります。


遂に奥穂高岳登頂!
これにて西穂~ジャンダルム~奥穂縦走の踏破成功! 
本当によく頑張り抜きましたね! おめでとうございます!


奥穂高岳を後に穂高岳山荘めざして下山。
雷鳥の親子がウロチョロ姿を見せてくれました。


夕方にはガスも切れて、穂高岳山荘裏からジャンダルムの雄姿をしっかり望みました。


翌最終日は絶好の日の出を迎えました。


数日前に登った前穂高北尾根を眺めながら涸沢に向けて下山です。


シナノオトギリ? イワオトギリ?


パノラマコース経由で涸沢に下山、涸沢槍を眺める代表的景観の場所です。
チングルマのピンク色した穂がビッシリでとても綺麗でした。


因みに8月の上旬に同所を通った際はチングルマの真っ白な花が真っ盛りでした。


徳沢園まで下りてきて立ち寄り休憩です。
上高地までまだ2時間残っていますが、徳沢園名物のコーヒーソフトで締め括りです。
ビターなコーヒーと甘さ控えめのミルク本来のソフトが合わさった格別の味わいです。今シーズン3回目でしたが飽きることのない美味しさです。


お猿のファミリーが戯れていました。

この後、上高地に下山して今回の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。






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北アルプス 前穂高岳 北尾根

2024-08-22 09:16:33 | ガイド山行/バリエーションルート登山
8月16日~17日は、前穂高岳北尾根をガイドしてきました。
日本を代表するバリエーションルートの一つとして登山者に大人気のルートです。穂高の本格的なバリエーションルートは初めてのクライアント様でしたが天気にも恵まれて北尾根登攀を存分に満喫しながら登っていただきました☆彡


涸沢に到着して山々を眺めながら寛ぎタイム


翌日にめざす北尾根を眺めます。


3時40分に出発、5.6のコルに着いていよいよ登攀開始。
先ずは5峰を登っていきます。


常念岳方面から日の出を迎えます。


5峰からの次なる4峰を眺めます。


岩間にはあちこちで可憐なイワギキョウが咲いていました。


遠くに槍ヶ岳をバックに4峰を登ります。


4峰頂上からの3峰の眺め


奥穂高岳方面を眺めます。奥穂高岳、ロバの耳、ジャンダルム、コブ尾根の頭、そして左奥に低く天狗岳、間ノ岳、西穂高岳・・・と岩峰群が連なる様は圧巻です。


前夜に知人のパトロールから聞いていた遭難者の救助にヘリがやってきて救助作業中です。


北尾根核心部の3峰を登ります。


続く岩場を奮闘されながらもグングン登ってこられます。


3峰テッペンからの続く2峰


涸沢を遥か足下に2峰を登ります。


2峰テッペンからの最後の1峰(前穂高岳)


2峰テッペンからの下りは通常はロワーダウンで下りていただくのですが、前夜涸沢で懸垂下降の練習をしていただいたので折角なので懸垂下降で下りていただきました。


遂に前穂高岳登頂! おめでとうございます! 本当によく頑張りましたね!👏


前穂高岳を後に下山です。
重太郎新道はお花で溢れていました。ウサギギク


クロトウヒレンもいっぱい!


岳沢小屋まで下りてきて立ち寄り休憩。
上高地までまだ2時間残っていますが、岳沢特製手作りティラミスで今回の山行を締め括りです。
この後、上高地へ下山して今回の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。






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