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山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

個人ガイド 八ヶ岳 赤岳 南峰リッジとアイスキャンディ

2021-02-25 22:54:46 | ガイド山行/雪山登山
2月24日~25日は、個人ご依頼で八ヶ岳 赤岳のバリエーションルートをガイドしてきました。

2日間、思いっきりの晴天と絶好のコンディションに恵まれて雪の八ヶ岳を満喫していただけて良かったです。


赤岳鉱泉に到着、アイスキャンディがお出迎えです。


初日はアイスキャンディを楽しんでいただきました。
作成に携わっている身として利用して頂けるのは何よりの嬉しさです。


赤岳鉱泉でのこの日の夕食は、ズバリ!赤岳鉱泉名物のザ・ステーキ! ババーン!
とても美味しく頂きました。


翌日の2日目は、赤岳南峰リッジをめざしました。


朝陽に照らされた阿弥陀岳の雄姿を眺めながら文三郎尾根を登ります。


文三郎尾根コースを離れて南峰リッジへ向かいます。


深いラッセルだったり、堅い雪だったりそれなりに苦労させられながらの登行です。


南峰リッジ自体は雪が少なく岩とのミックスが多く。よりアルパインチックです。


見下ろすと結構な傾斜がずっと下まで続いていて否が応にも緊張させられます。


脆い岩稜を用心しながらも確実な足取りで登って来られます。


赤岳山頂までの最後の雪稜を詰めていきます。


赤岳山頂からの権現岳方面。
登頂おめでとうございます! やはりバリエーションルートからの登頂は気分上々ですね!


下山は天望荘を経由で地蔵尾根を下降して赤岳鉱泉に帰着。さらに美濃戸まで下って今回の山行を終了しました。
お疲れ様でした。ご依頼ありがとうございました。







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個人ガイド 鳥取 大山 雪山山行

2021-02-23 19:37:51 | ガイド山行/雪山登山
2月20日~22日は、個人ご依頼で鳥取大山をガイドしてきました。

山行中の3日間、お客様にとって初の大山登山は、ずっと素晴らしい晴天に恵まれて最高の雪山登山を満喫していただくことが出来ました。


元谷河原。北壁の大絶景を眺めながらの入山。


避難小屋下でのテント泊。爆風吹きまくりの3日間でしたがしっかり設営したお陰で快適にテント生活を楽しめました。


2日目は、北壁の八合尾根をめざしました。


核心部のナイフリッジに取付きます。
雪が多く、また先行パーティーのトレースもあったので随分易しく登ることが出来ました。


越えてきたナイフリッジを振り返って・・・


核心部を越えて最上部に続く綺麗な雪稜


こんな綺麗な雪稜はなかなかありませんね~


一般コースに合流してからそのまま大山山頂(弥山)に登頂! おめでとうございます。
快晴の下、最高に気持ちの良い登頂です。


剣ヶ峰への縦走コースを望みます。


元谷まで下山してきて登った八合尾根を望みます。最高の1日でした。

最終日の3日目は主稜線縦走をめざしました。


米子の市街地に影大山が写り美しさこの上ありません。


大山(弥山)山頂。前日とは打って変わってガスガスの山頂です。おまけに烈風が吹き付けていて縦走には大変そうです。




予定どおり縦走へ。ラクダの背付近はガスガスで殆ど視界が利きませーん


大山最高峰(剣ヶ峰)登頂! おめでとうございます! ここが本当の大山山頂です。


越えてきた縦走コースとその先に弥山を眺めます。
さっきまでのガスガスが嘘のようにいきなり晴れ渡ってきました!


向かう先の天狗ヶ峰


剣ヶ峰を振り返り望みます。なんとカッコイイ姿でしょうか!


今回最後の山頂、三鈷峰山頂に登頂!おめでとうございます!
北壁と越えてきた縦走コースを眺めながら暫し感慨に浸りました。


元谷に下りてきて北壁を眺め、感慨深い思いに浸ってしまいました。

この後、テントを撤収して大山寺に下山して今回の3日間の山行を終了しました。
3日間お疲れ様でした。ご依頼ありがとうございました。







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個人講習 雪山アルパイン講習(鈴鹿 御在所岳、鎌ヶ岳周辺)

2021-02-20 00:09:10 | ガイド山行/雪山登山
2月17日~19日は、個人ご依頼で雪山アルパイン講習を行ってきました。

前日までの陽気が打って変わって、いきなり真冬に逆戻りした鈴鹿の山でした。
3日間殆ど吹雪かれ、3日目のお昼頃になってようやく風も治まって暖かい陽射しに恵まれました。


先ず初日は御在所岳 藤内壁の後尾根へ。
新雪がビッシリ張り付いたかのように藤内壁一面が真っ白です。


烈風が吹き付けて一面真っ白に雪煙が巻き上がります。


後尾根はもちろん雪ビッシリですYO~


雪の下のホールド、スタンスを拾いながら確実な動作で登って来られています。


核心のガリーも雪と氷が張り付いていてなかなか厳しい感じです。


奮闘のアイゼンワークで突破してこられました。


山頂に抜けて鎌ヶ岳とその下に大黒尾根を眺めます。ピラミダルな美しい山容の鈴鹿一の鋭峰です。


取りあえずお決まりの御在所岳山頂の写真です。


やはりお決まりの、というより御在所岳登山には欠かせない、絶品みたらし団子。ズバリ!「山より団子です!」ハイ!
という訳で初日は新雪で微妙に厳しかった後尾根登攀でした。

翌2日目は、ちょっと変わった感じで、前壁ルンゼを登って前尾根の最上部に繋げて御在所岳へ。下山は本谷を下降としました。


前壁ルンゼ、やはり雪と氷がビッシリ張り付いています。


所々アイスの滑滝状になっているので確実なアイゼン、ピッケルワークが要求されました。


前尾根P1に出て登攀終了~


ロープウェイ山頂駅で暫しの休憩。やっぱり絶品みたらし団子+ホットコーヒーです。今シーズン12本目ですが、さすがにいよいよ今シーズン最後かも⁉ということでじっくり味わいながら食したかったのですが、勢い余ってあっという間に平らげてしまって後から後悔してしまいました。


下山は本谷から。最上部がまるでちょっとしたアイスクライミングのルンゼのようにカッチカチの氷が連なっていてかなり用心しながらの下降でした。


三角岩(ジョーズ岩)を通過。


下地の無い雪の下に隠れたゴロ岩に足を取られて歩き難さこの上ありません。兎に角慎重に慎重に下山して2日目も無事終了~

いよいよ最終日3日目は、昨夕から降り出した雪が降り積もって湯の山温泉でも約20cmの新雪。この貴重な雪を逃す手は無いと、予定を変更して鎌尾根から鎌ヶ岳を目指すコースへ向かいました。
無雪期は人気の縦走コースですが、冬の特にしっかりと積雪した場合は鈴鹿の中でもかなり本格的な雪山縦走が出来るコースなのです。


樹氷しまくりの中を登っていきます。余りに綺麗すぎて感動のオンパレードでした。


水沢岳山頂。


水沢岳山頂からは「キノコ岩」の激下りです。


とにかく長い長い鎌尾根。いくつもいくつもアップダウンを経て鎌ヶ岳がだいぶ近付いてきました。でもまだまだ遠ーい!


いよいよ目と鼻の先という所まできました。


いきなり鎌ヶ岳山頂。前日まで行動していた御在所岳を背後に眺めます。


ずっと歩いて越えてきた長大な鎌尾根を眺めます。
なかなかの充実感で感慨深い思いに暫し浸ってから下山を開始しました。
この後は易しいカズラ谷コースを辿って宮妻峡まで下山し終えて今回の3日間の山行を締め括りました。

3日間お疲れ様でした。ご依頼ありがとうございました。







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比良 堂満ルンゼ 中央稜~堂満岳~武奈ヶ岳 冬山ビヴァーク訓練山行

2021-02-15 18:17:26 | ガイド山行/雪山登山
2月14日~15日は、比良の堂満ルンゼ中央稜を登ってからビヴァークの訓練に繋げる山行でした。

堂満岳周辺の雪の消失具合は酷く、殆ど雪無しの中での行動となってしまいました。
特に雪の消失した中央稜は触れる岩の殆どが浮石という激悪コンディションでかなり緊張度の高い登攀でした。
堂満岳山頂に登り切った後は雪のある場所を探して何とか雪上でのビヴァーク訓練をしていただくことが出来ました。


本来の堂満ルンゼ本流からは取付けなく、支流を詰めて中央稜に取付きました。


とにかく浮石だらけで気が抜けません。




核心のガリーは雪のある時と比べてとんでもなく酷いコンディションに激変していました。


見上げるガリーの2ピッチ目は巨大な岩まで殆どが浮石。今までにかなりの回数を登ってますが圧倒的に最も悪いコンディションでした。


そうは言いながらも無事に登り終えて堂満岳山頂! おめでとうございます! というよりズバリ「お疲れ様でした!」


3者全員ツェルト泊です。シュラフ無しのシュラフカバーのみ。食事は夕、朝共に満足できるレベルでない量と質をそれぞれ思い思いに食してアッサリ終了~
後は寝るだけ。のビヴァーク訓練というより本番の実践さながらの一夜でした。

夜半から降り出した雨は翌朝も本降りなので武奈ヶ岳への縦走は取り止めてそのまま下山することに。しっかり本降りの中、無事に下山し終えて今回の山行を終了しました。
お二人様、大変大変お疲れ様でした。ご参加誠にありがとうございました。







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プライド

2021-02-15 17:28:57 | うんちく・小ネタ
フライドポテト


ではなくて「プライドポテト」
なんともベタなネーミングですが、僕的にはこういうの大好きです。ハイ!


湖池屋のプライドをかけた一品とのこと。
ただ食した感想としては従来の商品と殆ど違いが感じられないのだが・・・

そういえばベタということで言えばこんな映画を発見!


TOP GUNNER(トップガンナー)
トム・クルーズ主演の「TOP GUN(トップガン)」の単なるパロディーのB級映画です。


また、「RICKY1(リッキー1)」
シルベスター・スタローン主演の「ROCKY(ロッキー)」のもはやパロディーを越えたパクリ以外の何物でもありません。

まぁ失礼ですがこういうのはプライドとか無さそう~
山仕事の合間にプライドについて考えさせられました。







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