７/２６～２８は、今シーズン第一段目の西穂～奥穂ガイドでした。
今回のご参加は大阪在住のＳさん。昨年の同コースにお父様がご参加され、そのお勧めで今回は娘さんのご参加となりました。親子で同じ憧れのコースを目指すなんてとても素敵ですね。
梅雨に逆戻りしたような不安定な天気の下、より慎重な判断で縦走を目指しました。
西穂から長い長い核心部に突入です。
天狗岳の「逆層スラブ」を望みます。先行パーティーが登山中です。
天狗岳から望む間ノ岳。ようやく青空に恵まれました。
Ｓさん憧れだったジャンダルム登頂！ ジャンダルム名物天使のプレートを手におどけたポーズのＳさん。
最後の難所、ウマノセを登ります。ゴールの奥穂まであと一息！
待望の奥穂高岳到着！ 疲れきられた割るにはおどけたポーズで決めるまだまだ余裕？のＳさん。不安定な天気の下、よく頑張りましたね～ おめでとうございます。大変大変お疲れさまでした！
７/２４～２５は、所属する八ヶ岳山岳ガイド協会の依頼で「一年で唯一」の旅行会社ツアーのガイドでした。
あいにくの天気ですが皆さん慎重に行動して無事に横岳に到着。
下山中にようやく晴れ間が広がってきました。赤岳鉱泉付近から望む横岳の稜線。
純粋に登山を楽しまれているお客様達と「金儲け」のみしか頭に無い旅行会社、そしてその狭間で美味しいとこ取りをする業界関係者。様々な思惑とカラクリが垣間見えた今回の登山でした。「一年で唯一」とはいえ協力してきましたが、もう旅行会社ツアーの仕事は今回限りで打ち止めです。
７/２２～２３は、Ｔさんの個人ご依頼で横岳に登るバリエーションルート 大同心稜のガイドでした。
積雪期の人気ルートとしてよく登られる大同心稜ですが、実は夏場もお勧めのルートなのです。
大同心基部。
タカネグンナイフウロ。この大同心稜、実は知る人ぞ知る高山植物の宝庫なのです。
ミヤマオダマキ。
大同心の頭にも登りました。
Ｔさん、今夏第一段目は良い登山ができましたね。
「がきデカ」のポーズを決めてくれたＴさん。死刑！！（古すぎ～）
横岳稜線から大同心の頭を望みます。
７/２０～２１は、八ヶ岳東面を代表するバリエーションルート、天狗尾根のガイドでした。
林道歩きから沢歩き、樹林帯の藪漕ぎから岩登りを経て山頂へと登り詰めるとても変化に富んだ長大なルートです。さらに易しく登るも難しく登るも力次第、通常は核心部の岩場は全て巻き道で通過するようになっていますが、全て「岩登り」で越えていくことができます。今回は岩登り講習登山ということで岩場を完全踏破で抜けました。登り応え抜群のハードな登山でした。
登山口から約１０００ｍ登ってきてようやく核心部の始まりです。
さすが姉妹！ 息の合ったお二人さん、協力し合いながら岩場を越えてこられます。
大天狗を望む。
大天狗山頂からの小天狗、そして赤岳山頂方面を望みます。
約１４００ｍを登って赤岳到着。お二人様、登頂おめでとうございます！
本当によく頑張られました！
翌日は隣接する一般登山道の真教寺尾根を下りました。苦労して登った天狗尾根の鋭い岩峰を感慨深い気持ちで望みます。
７/１９は、関西在住のグループ様のご依頼で丹後地方最高峰の高竜寺ヶ岳という山をガイドしてきました。
猛暑、さらに低山ということで出発時から少々心配もありましたが予想に反して（？）海風に吹かれながらの爽やかな登山を楽しめました。
間近に広がる日本海を眺めながらの気持ち良い登りでした。
高竜寺ヶ岳山頂。
