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山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

個人ガイド 戸隠山 西岳P1尾根~八方睨

2023-10-31 12:02:23 | ガイド山行/バリエーションルート登山
10月30日は、個人ご依頼で戸隠山 西岳P1尾根のガイドでした。
 
一応「登山道」ということにはなっているこの周回コース、「破線」コースで、かなり難しく危険な個所も多く、またかなりの長丁場で体力の要するコースなので所謂「順バリエーションルート」といえます。
真っ盛りの紅葉を終始眺めながらのとっておきの戸隠山を満喫していただくことができました。
 
望岳台から望む本院岳ダイレクト尾根の岩峰群
 
更にめざすP1尾根上部と左奥に西岳P1が聳えています。
 
 
圧倒的な高度感を足下に急な岩場をクサリを助けにグングン登っていきます。
 
難所、無念の峰を下降します。
際どいトラバースがあるのでこんな所を1本のロープに2人繋いで通過することは危険です。
ということで1本のロープに1人づつで下降してもらいます。
少々手間のかかる作業ですが「職人が楽をしようとするとロクなことにならない」という、尊敬する伝説のパティシエ杉野英実氏の言葉を大切に今までずーっとガイドしてきています。
 
どこを見渡しても大岩壁だらけ!
 
P1に登頂!
これにてP1尾根完登ですね! おめでとうございます! 
 
続いて西岳山頂
 
登ったP1尾根を遠望します。
 
さらに本院岳山頂
 
めざす八方睨はまだまだ遥か遠い・・・
 
とは言いつつもお二人さん頑張り抜いてようやく八方睨直下まで来ました!
 
ようやく八方睨登頂! 本当によく頑張りましたね! 
八方睨山頂から登ったP1尾根を遥か彼方に眺めます。感慨深い一時ですね。
 
八方睨を後に蟻の塔渡りコースを下山開始です。
 
蟻の塔渡り核心部を割と余裕そうに通過するお二人さん
 
ザ・トガクシの名所、蟻の塔渡りでした。
この後、奥社を経て出発点の鏡池に戻って今回の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご依頼ありがとうございました。
 
 
 
 
 
 
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個人ガイド 北アルプス 錫杖岳

2023-10-31 11:38:16 | ガイド山行/バリエーションルート登山
10月28日~29日は、個人ご依頼で錫杖岳のガイドでした。
クライミングで人気の錫杖岳ですが、登頂を目的とした登山としてもとても楽しめる山です。
登山道が無く、基本的にバリエーションルートからの登山となりますがそれだけに北アルプスの中でもワイルドさに満ちています。
10年以上前まではちょくちょく登りに出かけていたのでとても愛着のある山ですが最近めっきり行くこともなく、本当に久しぶりの錫杖岳でした。
当初は、錫杖沢出合でキャンプして山懐でノンビリ満喫しながらの登山を予定していましたが麓に着いてみるとまさかの雨! 暫く待機しましたが一向に止む気配がなくモチベーションは激下がり。諦めて奥飛騨のオートキャンプ場に泊まって翌早朝から登山開始としました。
肝心の錫杖岳登山は前日の雨でコース上はズルズル、ヌルヌルのオンパレードでなかなか苦労させられる所もありました。それでも以前に通っていた頃に比べるとかなり登山道状にかなり歩きやすくなっていて近年の登山者の多さを伺えました。
 
奥飛騨のオートキャンプ場は快適そのもの。
温泉の露天風呂まであります!
 
山中での夕飯用にと気合入れてスキ焼を準備してきましたが軽量化を中心に考えての準備なのでオートキャンプ場ではどうしてもショボく感じてしまいます・・・。
 
暗い内から登り始めて錫杖沢出合に到着。
前衛フェースの大岩壁を眺めます。
 
登路の錫杖沢を見上げます。
 
上部は笹原を掻き分け、掻き分けしながら登ります。
 
鋭いニードル群
 
コルにからは山頂めざしてヤヤコシイ登りが続きます。
 
錫杖岳登頂!
おめでとうございます!
前から憧れだった山 とのことで登頂できて良かったですね!
 
錫杖
 
下山は基本的に沢沿い、時々巻道を辿りながらの下山ですが、乾いていれば何ともない小滝も濡れてヌルッヌルッなので安全第一で懸垂下降で突破です。
この後、錫杖沢出合を経て登山口に下山して今回の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご依頼いただきありがとうございました。
 
 
 
 
 
 
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個人講習 ロッククライミング基本技術講習

2023-10-26 08:24:33 | 講習
10月25日は、個人ご依頼でロッククライミングの基本技術の講習でした。
 
ロープの結び方や実際の登り方や下り方(クライミングダウン)などの基本技術を中心に反復練習していただきました。
頭で理解した上でとにかく数をこなして「身体に覚え込ませること」が上達の秘訣です。
という訳で登っては下って、その度毎にロープの結び方も練習して・・・という感じで丸一日頑張っていただきました。
 
高座の滝
この芦屋の岩場こそ、日本の近代登山、ロッククライミング発祥の地なのです。
 
 
 
ゲートロックでラインを変えながら登っては下って・・・をひたすら繰り返します。
 
地獄谷を遡って次の場所へ。
この地獄谷だけでも十分に楽しめる登山です。
 
天気が良いので展望場所で暫しの休憩。
 
 
A 懸岩でもやはりラインを変えて登っては下って・・・とひたすら反復練習~
なかなかよく頑張っていただきました。
明確な目標があって、それに向かって頑張れるということは本当に素晴らしいことですね。
一日お疲れ様でした。ご依頼ありがとうございました。
 
 
おまけ
 
芦屋駅近くの自販機で懐かしい「スイートキッス」を発見して即買いです。
「メローイエロー」、「愛のスコール」と並ぶ微炭酸トリオです(僕が勝手に付けてるだけです)。約30数年ぶりに飲みましたが変わらぬ美味しさでした。
 
 
 
 
 
 
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大峰 大普賢岳 リアル縦走(曾孫普賢~孫普賢~小普賢~大普賢)

2023-10-23 09:25:33 | ガイド山行/バリエーションルート登山
10月22日は、大普賢岳リアル縦走(僕が勝手に付けたネーミングです)をガイドしてきました。
 
素晴らしい秋晴れと美しい紅葉の下、大普賢岳のバリエーションルートを満喫していただきました。
 
 
和佐又ヒュッテが「WASAMATA HUTTE」に名称も一新して生まれ変わりました!
とてもお洒落にな施設で感動しました。
 
素晴らしい紅葉を眺めながら先ずは登山道を進みます。
 
途中から登山道と分かれてバリエーションルートを進んで先ずは一つ目のピークの曾孫普賢岳登頂!
 
次の孫普賢岳を望みます。
 
曾孫普賢からは懸垂下降で。
樹木やボロ岩が多く、なかなか一筋縄ではいかない難しさがあります。
 
 
孫普賢へは樹林帯の中ですが、滑ったら絶対ダメ!の急斜面を直登したりトラバースしたりしながらワイルドに登ります。
 
孫普賢岳に到着~
 
続けて一旦登山道に合流した後、再びバリエーションを進んで小普賢岳に到着~
小普賢岳山頂の標識が無くなっていましたのでとりあえず証拠として撮影させていただきました。
 
小普賢岳山頂からもバリエーションルートを進んで大普賢岳とのコルまで下ります。
最後は30mの懸垂下降を2回でコルに下り立ちました。
 
ワオ~ン! それにしても紅葉が美し過ぎる~
 
コルからも、一部登山道を交えた以外はひたすらバリエーションの急登、急登を登り詰めて大普賢岳登頂!
皆さんよく頑張りましたね! お疲れ様でした!
 
大峰山脈の山々の景色を堪能します。
 
山頂を後に一般登山道を下山して今回の山行も無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。
 
 
 
 
 
 
熱く、楽しくいこう!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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鈴鹿 御在所岳 藤内壁 前尾根

2023-10-23 09:05:08 | ガイド山行/バリエーションルート登山
10月21日は、藤内壁 前尾根をガイドしてきました。
 
天気予報を信じて晴れを期待しての入山でしたが、途中から時々雨がパラつくことがありましたがそのまま続行。しかしP3に取付く頃には物凄い風雨の大荒れに! 結局P2(ヤグラ)はかっとしてそのまま山頂に抜けてロープウェイ下山としました。
なんともヤラレタ感満載の一日でした。
 
バッチリの晴天予報! の筈が・・・
 
めざす前尾根を眺めながらの入山。テンション上がります!
 
出合に着いて藤内壁を望みます。
一の壁には1パーティー取付いていましたが、他は皆さん前尾根のようです。
 
前尾根取付きにて暫し順番待ちを経てP7をスタート。
後続の単独の方が準備しています。
 
P7の2ピッチ目
 
続けてP6
時々雨がパラつき出して、先行パーティーが次々撤退していかれますが私たちはそのまま続行します。
 
 
P4を登ります。
 
P3を望みます。
 
P3の途中から風雨が激しくなり。その中を悪戦苦闘しながらなんとか越えていただいてここで登攀終了~
 
だいぶ冷えたので山頂レストランでマッタリとコーヒーブレイク。
お決まりのみたらし団子とウインナーコーヒーでした。
この後、ロープウェイで下山して今回の山行を無事に終了しました。
 
 
 
 
 
熱く、楽しくいこう!
 
 
 
 
 
 

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