熱く・楽しくいこう!

山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

鳥取 大山 剣ヶ峰

2024-02-28 11:17:45 | ガイド山行/雪山登山
3連休の最終日、2月25日も鳥取 大山の剣ヶ峰ガイドでした。

前日同様、計画では主稜縦走の予定でしたが、やはり核心部辺りのコンディションの悪化が予想されたので無理をしないで剣ヶ峰往復にしました。
今シーズンのようにそもそも極端に積雪が少なく、その上に大雨や大雪、また高温・・・とコンディションがこれ程までに日に日に激しく変化するシーズンは過去に経験したことがありません。こういう時は無理は禁物です。という訳でご参加いただいたクライアント様には残念でしたがせめて大山の最高峰登山をゆっくり味わっていただきました。

麓の駐車場に着いた頃は激しい吹雪。
少し様子見しながら待機した後に出発しました。


前日同様、下宝珠越から宝珠尾根を辿るコースでめざします。


宝珠尾根上部の上宝珠を登ります。
湿り気満載の新雪を踏みしめながら登ります。


宝珠尾根~ユートピア間は前日以上に変な新雪が積もって如何にも雪崩そうなのでライン取りに気を付けながら進みます。


北壁と主稜縦走コースの全容が眺めれるくらいまで晴れ渡ってきました。


ユートピア小屋を後に剣ヶ峰めざして登ります。


天狗ヶ峰山頂からの剣ヶ峰
前夜から朝にかけてあれだけ大雪が降ったというのに山頂付近の特に南側の雪は寧ろ激減していますす。


剣ヶ峰めざして進みます。


剣ヶ峰まであと8m!くらい?


剣ヶ峰登頂! おめでとうございます!
やはり最高峰に立つのは良いですね!


剣ヶ峰を後に下山開始です。


この後、ユートピア小屋を経由して元谷、そして麓に下山して今回の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。







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鳥取 大山 剣ヶ峰と三鈷峰

2024-02-28 10:22:51 | ガイド山行/雪山登山
3連休の中日、2月24日は、鳥取大山の最高峰の剣ヶ峰と三鈷峰のガイドでした。

元々の計画では主稜縦走の予定でしたが、核心部付近の雪のコンディションがあまりに悪そうなので無理して危険を冒すこともないので剣ヶ峰往復にしました。
それでも素晴らしい晴天に恵まれて快適な大山最高峰の登頂でした。


綺麗過ぎる樹氷に魅了されながらの登行です。


長い宝珠尾根を進みます。藪との格闘に辟易しつつもまだまだアップダウンが続きます。


ようやく宝珠尾根の最上部まで登ってきました。


上宝珠からユートピア避難小屋間はトラバースが多く、滑落と雪崩の危険があるのでロープを長くしたり短くしたりしながら慎重に通過します。


ガスガスの中、ようやくユートピア避難小屋の直下まできました。


ユートピア小屋を後に剣ヶ峰めざして登ります。
と、突然ガスが切れてきました。


山頂部、剣ヶ峰方面の視界も一切り広がってきました!
奇跡の展開にお二人様共に大喜びです!


天狗ヶ峰山頂から剣ヶ峰を望みます。


剣ヶ峰までは急なアップダウンとナイフリッジがあるので慎重に慎重に進みます。


剣ヶ峰山頂まであと5m!くらい?


大山最高峰、剣ヶ峰登頂!
おめでとうございます! 


剣ヶ峰山頂から弥山方面、主稜縦走コースを眺めます。
残念ですが今回はここまでとしておきましょう。


剣ヶ峰を後にユートピア小屋まで下山開始です。
アイゼンを引っ掛けたりしないように注意していただきつつも、時々素晴らしい景観に見惚れてしまいながらの下山です。


ユートピア小屋に戻って少し休憩してから三鈷峰に登頂です。
誰も登っていないらしくトレースが全く無くて、あるのはウサギの足跡だけでした。


元谷へ向けて下山です。


元谷に下り立って北壁を眺めます。
正面の黒いのが大山北壁で最大の岩壁の大屏風岩、左奥の黒いギザギザが墓場尾根。
二つの岩場の間の白い谷がアルパインアイスルートの天狗沢。
もう20年位前になりますが、尊敬するクライマーが谷川岳の滝沢スラブを単独で2、3時間で登りきったという記録にとても刺激を受けて、滝沢スラブによく似た雰囲気のこの天狗沢を2時間かからないで単独登攀した思い出深いルートです。

この後、麓に下山して今回の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。






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鳥取 大山 七合尾根~弥山

2024-02-28 09:56:29 | ガイド山行/雪山登山
2月23日は、鳥取 大山の七合尾根~弥山コースのガイドでした。

元々の計画では八合尾根の予定でしたが、難所が多く時間のかかる八合尾根は止めて七合尾根に変更して登りました。
麓の登山口に到着するとガッツリ吹雪⛄
様子見がてらゆっくり準備をして明るくなって雪の降りがだいぶ収まったのでようやく登山開始。終日吹雪の中での山行でしたが「ザ・雪山!」感満載の登山でした。
そんななかなかの荒れっぷりの大山でしたが、さすが3連休ということもあってか一般コースからは大勢の登山者が登られていました。


先ずは元谷をめざして、途中の大神山神社ではシンシンと雪が降り続いています。


元谷の避難小屋に着いて暫し休憩と準備をしてから七合尾根をめざして出発。相変わらずの吹雪です。


七合尾根を登ります。
そもそもの積雪が少な過ぎるので小枝の藪漕ぎ状で鬱陶しいことこの上なしですが頑張って登ってこられます。


出来る限り尾根上を忠実に登りますが時々藪を避けて巻いたりしながらの面倒な登りを繰り返しつつもようやく最上部まで登ってきました。


七合目で一般コースに合流してそのまま弥山に登頂!
ガッスガスで視界10m位ですが、とにかくよく頑張りましたね! 登頂おめでとうございます!


この後、山頂避難小屋で暫く休憩してから下山開始。
九合目~六合目にかけてかなりの強風でしたが樹林に入ってようやくホッとできました。
この後、麓に下山して今回の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。






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鳥取 大山 主稜縦走(弥山~剣ヶ峰~三鈷峰)

2024-02-19 18:54:46 | ガイド山行/雪山登山
2月18日は、前日に続いて大山のガイドでした。
今回は弥山山頂から剣ヶ峰を経て三鈷峰へ至る主稜縦走の予定でしたが、あまりの強風で縦走は危険が大きいため途中で撤退となりました。
とても残念でなりませんが安全の為には仕方ありませんね。
そのまま一般コースを下るのもツマラナイので下りは前日同様に七合尾根を下降。経験のあるお二人なのでずーっと尾根辿る難し目のコースを辿って下山しました。


素晴らしい晴天! 北壁、そしてめざす主稜縦走コースを眺めます。
ただ強風が吹き付けるのが気になります。


雪原と海


大山登頂! 先ずはおめでとうございます!


めざす主稜縦走コースとその先に剣ヶ峰を望みます。


剣ヶ峰へ向けて進みます。
この先、暫く進んだ核心部の始まる所で撤退となりました。
大山頂上に戻って少し休憩してから下山開始としました。


七合尾根を下ります。






ずーっと尾根通して下ります。


元谷に下りてきました。
圧倒的な姿で聳える北壁を眺めます。
この後、麓に下山して今回の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。






熱く、楽しくいこう!





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鳥取 大山と雪山初級講習

2024-02-19 18:12:45 | ガイド山行/雪山登山
2月17日は、鳥取 大山の雪山講習山行でした。

快晴、無風のこれ以上ないくらいの素晴らしい登山日和の一日でした。
アイゼン、ピッケルを使用するような本格的登山が初めての皆様だったので必要な様々な技術を練習しながら行動していただきました。
登山者が多すぎて通路のようになったトレースではあまり練習にならないので下りはプチバリエーションの七合尾根をアイゼン、ピッケルワークの練習をしながら下降していただきました。とても濃密な一日でした。


麓の駐車場から大山を眺めます。
前日の降雪で真っ白! 冬に逆戻りした美しい姿で迎えてくれました。


樹氷三昧!


壮大な北壁の眺め


上を見ても下をみても登山者が列をなして登っています。


自分力を身に付けていただくために途中から皆さんにローテーションで先頭を交代しながら登っていってもらいました。


大山登頂! おめでとうございます!
こんな素晴らしい日に登れて最高ですね!


三角点ピーク、奥に剣ヶ峰を望みます。


三角点ピークからの主稜縦走路と剣ヶ峰


帰りは一般コースを七合目まで下って、そこからプチバリエーションの七合尾根を下ります。


八合尾根を登るクライマーを横に見ながら下降を続けます。




七合尾根はルートの取り方次第で難易度が変わりますが、流石に雪山初級講習では尾根通しルートは難しいので出来る限り傾斜の緩め目のルンゼ脇の所を使って下りました。
後ろ向きになってアイゼンの前爪を蹴り込み、ピッケルを突き刺しながらの行動は皆さん初めてなので最初は戸惑っていましたが、徐々に上手くなってきて終盤は見ていて安心できるような感じで下りてこられました。


元谷に下り立って北壁を見上げます。
なんと素晴らしい景観でしょうか!
この後、麓に下山して今回の山行を無事に終了しました。
大変お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。







熱く、楽しくいこう!

















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