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山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

個人講習 岩場実践講習(京都 金毘羅の岩場)

2025-05-30 08:53:22 | 講習
5月28日は、今秋に海外登山を目指されているクライアント様からの個人ご依頼で京都 金毘羅の岩場で岩場技術の実践講習を行いました🏔

先月に続いて3回目の今回、目指されている山が長大で標高差の大きな岩稜ルートを往復しなければならないとのこと、それに途中でアイゼンを履いて急峻な岩場を通過しなければならないとのことで、それに沿ったメニューでシミュレーション行動メインで一日特訓していただきました☆彡
基本的に登山道的な所は辿らずに岩場のみを辿ってワイケン尾根を末端から3往復(うち1往復はアイゼン登下降)、北尾根を末端から2往復、懸垂下降11本(約300m分)、その間にくちゃくちゃと岩場を辿って登り下り共に標高差約1000mずつ獲得。朝7時から開始して18時過ぎまでひたすら岩と向き合っていただきました✊
クライアント様いわく「タイガーマスクの虎の穴ですよ!」とか「おばあちゃんになっても今日の特訓は忘れませんよ~」と嬉しい?お言葉を発せられつつも本当によく頑張り抜いて見事メニューどおりの内容でこなしてくださいました👏 目指されている海外の山を是非とも達成していただければと思います。


下部で基本技術のお浚い練習をした後、ワイケン尾根を末端の取付きからスタート。


上を目指してグングン登ります。


あっさりとワイケン尾根の頭に到着~(1回目)




ワイケン尾根上部を経て北尾根を末端の取付きまで懸垂下降で下ります。


北尾根を末端からスタート


安定した動作で上手に登ってこられます。


ワイケン尾根上部に合流した後、少し岩場をウロチョロしてからワイケン尾根の頭に到着~(2回目)




ワイケン尾根をクライムダウン、ロワーダウン、懸垂下降を交えながら末端まで下ります。


次はアイゼンを履いてワイケン尾根を末端からスタート


焦らずに落ち着いてしっかりアイゼンで立ち込みながら登ります。


ワイケン尾根の頭に到着~(3回目)


そのままアイゼンでワイケン尾根を末端まで下降します。


またまたワイケン尾根を末端から登り返します。


だいぶ疲れで出てこられているようですが順調にワイケン尾根の頭に到着~(4回目)






ワイケン尾根上部の岩場を辿ってから北尾根を末端まで懸垂下降です。


北尾根を末端から登り返し


ワイケン尾根上部を登ります。


更に登ります。


ワイケン尾根の頭に到着~(5回目)
これにてようやく本日の登りは終了です。


ワイケン尾根をやはりクライムダウン、ロワーダウン、懸垂下降を交えながら下ります。


本日最後の懸垂下降(11回目)を経てようやく取付きに帰着。
11時間行動の長~い一日を終了しました。
本当に本当によく頑張りましたね👏 大変お疲れ様でした。
ご依頼ありがとうございました。







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岩場行動技術講習(ステップ1/基本編)

2025-05-30 00:08:45 | 講習
5月26日は、六甲山 芦屋の岩場で岩場技術の基本編講習でした🏔

この岩場講習は開業して直ぐの21年前から数多く実施してきた当方の伝統的講習会です。基本編と実践編に分けていて今回の基本編は主に大キレットやジャンダルムや妙義山などの所謂「登山道として国内最難関といわれるコース」を難なく行動できるようになっていただく内容で行っています。岩場での登り技術と下り技術を特に念入りに反復練習することで安全に確実に動ける、使える技術を身に付けていただくようにしています。因みに実践編は岩場メインのバリエーションルート以上のコースに対応できる技術を身に付けていただく内容になっています。


先ずは岩場における基本の基本ということで、岩場での立ち方を練習です。
そんなこと簡単やん! と言われてしまいそうですが、ただ単に立つことは出来ても「正しく立つ」ことは意外と難しいのです。


続けて軸足を中心に立つ、即ち重心移動を身に付けていきます。


かなり出来るようになってきたので登ったり下ったりトラバースしたりとひたすら反復練習。岩場をアチコチと動き回りながら動ける技術にしてきます。


続いてゲートロックに移動して先の技術をお浚いを行いつつより高い場所でも安定した行動が出来るようにしていきます。


ラインを変えて3本登って下っていただきました。


最後に懸垂下降の練習を締め括ってゲートロックを終了です。


地獄谷を遡行していきます。


A懸垂岩に到着してこちらで登り下りの反復練習です。


やはり最後の締めに懸垂下降の練習です。


地獄谷を経て下山です。
登りではなんてことない所でも下りはやはり難しさが増します。
でもだからこそしっかりとした下り技術を身に付けておく必要があるのです。


本日の最後の締めにゲートロックをロープでの確保無しに登ります。
遠く、二上山、葛城山、金剛山を望みます。


ゲートロックを下ります。
見事上手に下りてこられて本日の講習を無事に終了しました。
一日お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。







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岩場行動技術講習(ステップ2/実践編)

2025-05-29 22:47:26 | 講習
5月25日は、京都 金毘羅の岩場で岩場技術の実践編講習でした🏔
講習開始頃には雨も止んでくれてほぼ予定通りのメニューで講習を行うことができました☆彡
但し濡れてツルツルの箇所も多く、かなり神経を使って慎重な行動が求められました。でも本番山行では良いコンディションばかりではなく、このような悪いコンディションでの行動も多々あるのでしっかり練習しておくことは必要なのです。それでもクライアントの皆様は丁寧に落ち着いた動作で一つ一つのことをしっかり確実に取り組まれていました👏

いつものとおり下部の岩場で登りと下りの技術の反復練習を行った後にシミュレーション行動の開始。ワイケン尾根を登っていき途中の小岩壁でトップロープでの反復練習→ワイケン尾根を頭→頭のフェースでトップロープでの登り下りの反復練習→北尾根を中間部まで懸垂下降→北尾根上半を登り返し→ワイケンの頭→ワイケン尾根下降して下山終了。
登ったり下ったりアチコチ動き回って丸一日頑張ってくださった皆様でした👏


シミュレーション行動の開始。
ワイケン尾根を登っていきます。


次々と現れる岩場をグングン越えていきます。


途中の小岩壁ではトップロープで登り下りの反復練習


引き続きワイケン尾根を登っていきます。


ワイケンの頭から大原の里を眺めます。






ワイケンの頭のフェースでトップロープで反復練習です。
皆様それぞれ限界レベルをラインにチャレンジしていただきます。
技術の限界レベルの底上げをしておくことでそれより易しいレベルを余裕を持って行動できるようにするのです。






北尾根を一旦中間部まで懸垂下降で下ってから再度登り返しです。
皆様とても上手に登ってこられますね。
こういう登攀要素の高い所では1本のロープに2人以上を繋ぐようなことはせずに、クライアント様の「安全確保」と「ストレス緩和」の観点から必ず「1本のロープに1人」の原則で登っていただくようにしています。




ワイケン尾根上部に合流して更に登ります。




ワイケンの頭へは1本目より急なラインから登ります。
やはりクライアント様の「安全確保」と「ストレス緩和」の観点から「1本のロープに1人づつ」で登っていただきます。
とても急な岩場ですが皆様、とても落ち着いた確実な動作で登ってこられます。


ワイケン尾根の頭を後に下山開始です。
クライムダウンを中心に懸垂下降を交えながら下っていきます。






少々前傾した岩壁も皆様難なく懸垂下降してこられます。


最後の岩場を下り切って本日の講習を修了~
朝から夕方までよく頑張ってくださいました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました👏






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個人講習 岩場技術講習(京都 金毘羅の岩場)

2025-05-29 19:42:46 | 講習
5月24日は、個人ご依頼で京都 金毘羅の岩場で岩場技術講習でした🏔

正午には本降りの☔予報だったので時間を大幅に早めて5時開始→12時終了予定で行いました。今夏に大きなバリエーションルートを目指されているだけあってヤル気満々のクライアント様です☆彡 途中で早めに☔に降られましたが予定どおりのメニューで行うことができました☆彡
下部の岩場で登りと下りの基本技術を念入りに反復練習→ワイケン尾根を登って→ワイケン尾根の頭のフェースで難し目の岩場を登り込み→北尾根を登って→ワイケン尾根を下降して終了しました。朝の講習開始時とは別人のように上手に動けるようになられたクライアント様でした👏


先ずは岩場の下部の安全な場所を使って、岩場での立ち方と重心移動を念入りに反復練習です。地味なじみーな練習ですが、こういう基本練習こそ大切なのです。


だいぶ安定した動きが出来るようになってきたので少し高い所まで「自分の手足」をしっかり信用して登っていただきます。


実際の本番の山行を想定したシミュレーション行動を行います。
ザックを背負って岩尾根を登っていきます。


急な小岩壁もグングン登って行かれます。


ワイケンの頭から大原の里を眺めます。


頭の急峻なフェースを技術の底上げを図る為の登り込みです。
限界点を底上げしておくことでそれより易しい所を余裕を持って登ることが出来るようになるのです。


登山靴では限界レベルに近い急峻な岩壁ですが、なにか覚醒されたかの如く登り込まれ、そして見事にクリアしていかれます👏




続けて懸垂下降で北尾根に向かいます。
降り出した雨で濡れてツルツルになってしまったので、今回は北尾根を最上部のみ登攀にしました。


北尾根の最上部を登ります。
雨で濡れてツルツルでかなり際どいですが、落ち着いた確実な動作で上手に登ってこられます。


北尾根を登り終えて再びワイケンの頭に登った後はワイケン尾根を懸垂下降とクライムダウンを交えながら下山です。
懸垂下降も怖がらずに上手に下りてこられます。


最後の岩場をクライムダウンして終了~
雨で濡れてだいぶ難しさが増していましたがとても安定した動作で下山されました。
早朝から本当によく頑張っていただいた朝活コンピラでした👏
お疲れ様でした。ご依頼ありがとうございました☆彡







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岩登り・ロッククライミングを楽しむ会(六甲山 芦屋の岩場)

2025-05-19 19:01:05 | 講習
5月18日は、六甲山 芦屋の岩場で『岩登り・ロッククライミングを楽しむ会』の仕事でした🏔
前日の岩場講習は雨で中止にしてめちゃ残念な思いをしましたが⤵⤵、打って変わって日差しタップリ夏日の六甲でした🏔
少しずつ課題を克服しながら熱心に登り込まれて見違えるくらいにとても上達されたクライアント様でした👏


終日、キャッスルウォールを使って登っていただきました。


休憩を挟みつつも熱心に登り込まれて、少し前まで登れなかったところをクリアしていかれます。


久々にネコちゃんも姿を見せてくれて穏やかな一日でした☆彡




最後の締めにテッペンまで登っていただきました。


遠くは霞んでいましたが、海が眺めて爽快気分です。


懸垂下降して終了~
9時から16時までしっかり登り込んでいただきました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました👏







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