8月23日~25日は、剱岳 源次郎尾根のガイドでした。
剱岳はもちろん、日本を代表するバリエーションルートの源次郎尾根です。
天気に恵まれて思う存分、心行くまで満喫しながら登っていただくことができました。
今回は剣御前小舎をベースにしての登山だったのでよりハードな行程でしたがお二人の頑張りと熱い想いがあってこそ成し得た会心の登攀でした☆彡
剣御前小舎の階段は「後立山階段」といいます。一応、剱御前小舎の前から黒部川の対岸に連なる後立山連峰を模して形作られています。地味ですがユーモア心のある山小屋です。
夕方には剱岳の全景を望むことができました。
翌日の登攀が楽しみな一時ですね。
剣御前小舎を3時に出発してきて源次郎尾根取付点の平蔵谷出合に着きました。
早くも殆ど雪が無くなってとても通行できる状態ではありませんね。
源次郎尾根に取付いて途中から剣沢と真っ暗な中を辿ってきた地形を眺めます。
源次郎尾根の支稜を登っていきます。1峰がまだまだ高く遠く聳えています。
圧倒的な高度感を足下に支稜の岩場を次々と越えていきます。
カライトソウが沢山咲いていました。
源次郎尾根1峰からの八ッ峰主稜上半
以前はちょくちょくガイドしていましたが最近は取付きに至る雪渓のコンディションが悪すぎるので最近めっきりご無沙汰です。
2峰からの剱岳本峰
源次郎尾根と言えば懸垂下降!と言われるくらいのメインイベント的な30mの懸垂下降です。
懸垂下降した2峰の岩場を振り返り眺めます。
懸垂下降の後は山頂目指して上部岩稜を登っていきます。
剱岳登頂! おめでとうございます!
バリエーションルートからの会心の登頂でしたね!
北方稜線を眺めます。
山頂からは別山尾根を花と景色を眺めながらノンビリと下山しました。
アキノキリンソウ
タテヤマリンドウ
ミヤマホツツジ
剣御前小舎に帰り着いて夕方には再び剱岳の全景を眺めました。
前日の登る前と登った後では同じような景色を眺めても感じ方が全く違いますね。
大日岳方面の日没
最終日はノンビリ目に下山開始。
みくりが池
今回は3日間いて珍しくライチョウに一羽も出会わなかったので少々残念な気持ちで下山してきましたが、ターミナルに下山し終えて最後に遂にライチョウに出会えましたYO~!
ってなんでやねん!
これにて今回の3日間の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。
熱く、楽しくいこう!