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山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

昭和レトロ食堂探訪 ピッケル (群馬県利根郡みなかみ町)

2024-03-04 11:02:16 | プライベート
ウィキペディアによりますと、「ピッケルは、積雪期の登山に使う「つるはし」のような形の道具」と説明されています。ふむふむ。。。 そう!昔からまさに「岳人の魂」とも呼ばれてきた装備なのです。
さておき、久々の昭和レトロ食堂探訪です。
谷川岳ガイドを終えて、小腹も空いたのでとりあえず何か食べようかとお店を探したところ、とっておきの食事処を発見!


バーン! 雪にではなく、心に刺さるピッケルという文字!


外観もさることながら、レトロ感満載の店内です。




あちこちに山関係の写真が掛けられていますが、中でも奥の一角にはすごく歴史的な写真の数々・・・


なんと、ガストン・レビュファと近藤等先生の写真。
それに一ノ倉沢出合に立つ、若かりし頃(28歳)の吉永小百合の写真。
店主のおばあちゃんにお話を伺うと、元々は土合駅の前で登山者メインの食堂と映画やドラマ、CMのロケ関係の仕事を営まれていたとのこと。その後、この地に移って食事処をされるようになったとことで、この「ピッケル」という店名も山の会の命名とのことでした。
納得、納得。それにしてもこの店主のおばあちゃん、なんと94歳で一人で切り盛りされていて驚きを通り越して感動レベルです。


という訳で、料理の方は本当はお決まりのトンカツ系にしたかったのですが、「おすすめを食べてよ!」というたっての願いで? おすすめのチャンポン風ラーメンのセットに。
野菜たっぷりで具たくさん、おまけに中には目玉焼きが隠されているという不思議なラーメンでしたがとても美味しく頂きました。特に寒いこの時期には最高の美味しさでした。
おばあちゃんとの山話と合わせてとても楽しい食事の一時でした。
ごちそうさまでした~
登山にお越しの際は是非お立ち寄りを!






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赤岳鉱泉 アイスキャンディ

2023-11-17 21:03:39 | プライベート



今年も赤岳鉱泉アイスキャンディ設営作業に参加してきました(少し前のことですがようやくSNS上にアップしても良いようなので・・・)。
この作業に携わるようになってもう10数年経ちますが単なる作業というより、皆で協力し合って一つのものを作り上げる楽しみがあります。また、そうやって出来上がったものを多くの方に利用していただけることが何より嬉しいことです。
雪山シーズン到来間近! 
今シーズンも宜しくお願い申し上げます。






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妙義山 筆頭岩

2023-11-15 12:25:36 | プライベート
11月12日は、一日スケジュールが空いたのでプライベート山行で筆頭岩に登りに出かけました。
ガイド仕事でもたまに登るお気に入りの岩峰です。
ガイドの際はクライアント様の安全の為にしっかり確保などを行いそこそこ時間をかけて登りますが、今回は一人なので取付きでササっと準備をして直ぐに登攀開始。確保無しでたまに写真を撮る以外は止まらずに登ったのでアプローチシューズでしたが約13分で山頂に到着。スピードを意識して登ったら5分位で登っちゃうよなぁ~って感じです。まぁそんなことは意味もないのでしようとも思いませんが・・・
という訳で山頂で暫く休憩した後、長い懸垂下降を交えて下山。あっという間のプチクライミング山行でした。
そそくさと?宿に戻って昼飲みを開始。マッタリのオフ日後半戦を過ごしました。


中之岳駐車場から筆頭岩を眺めます。
小振りですが格好いい岩峰ですね。


さくら公園駐車場からの筆頭岩。見る方向でだいぶ形が変わるのです。


岩稜をグングン登ります。


越えてきた岩稜




更に越えてきた岩稜を見下ろします。


筆頭岩山頂


金銅山方面を眺めます。


白雲山方面を眺めます。


10m+40mの懸垂下降





今回はこちらのお宿。「ビジネス旅館 覚泉荘(カクセンソウ)」カナにすると微妙な名前ですが・・・
ビジネス旅館は宿泊者のほぼ100%が工事関係者という工事関係者御用達の宿です。ですが落ち着いて泊まれるので僕は一人で泊まる時は代替このようなビジネス旅館を愛用しています。


地元の銘酒、妙義山で昼飲み開始。
ノンビリとした時間と共に妙義の夜は更けていくのでした・・・







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へいわ

2023-08-07 22:24:18 | プライベート
僅かな休みの合間に急遽、歯の治療で大阪へ。
忙しい時に限ってこういうイレギュラーが起こります。


無事に治療を終えて帰路、近くの商店街で『原爆展』というものが開催されていたのでちょっと寄ってみることに。


「戦争を知らない私たちができること。忘れないこと、語り継ぐこと、繰り返さないこと。」

当然のことですが私たち山屋も平和があってこそ山に向かうことが出来る訳です。
年がら年中、山のことだけを考えてればいいってもんじゃなく、もう少し広い視野で物事を考える必要があるんじゃないかなぁ~と当たり前のことですが思ってしまいました。

論点は少しずれますが、且つて故長谷川恒男氏がこのようなことを語っています。
「山に登らない人と話ができないなら、アルピニストとして何かが欠けている。」と。









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晴耕雨読

2023-05-30 11:16:58 | プライベート
雨の日は読書にかぎる!
気持ち穏やかに過ごすために、何よりモチベーションを上げる為、情熱をたぎらす為にも。


ソロクライマー 鈴木謙造 遺稿集 ~見向きもされず、自分自身も何も考えず、ただ登るのが理想~ 」
僕が最も影響を受けたクライマーの一人。伝説のソロクライマー 鈴木謙造氏の遺稿集です。
世の中に承認欲求が溢れまくっている昨今において、この書籍のサブタイトルにもなっている「見向きもされず」という言葉がとても純粋で崇高に思えるのは僕だけでしょうか?
しかしこの言葉にこそ彼の人となりが見て取れますし、彼の成し遂げた登攀の数々を表現しているのだと思います。
もう何十回読み返したか分からないが、何度読み返しても気持ちを奮い立たせてくれる僕の宝物の一冊です。









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