熱く・楽しくいこう!

山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

くろんど通信

2018-12-30 19:25:55 | プライベート
今年も残り2日。くろんどチアリです! はい!

ガイド仕事がなくなって空いた時間を有効に使うべく朝から世間一般の方々と同じように洗車をしたり、掃除をしたりして過ごす。
昨夜からの耐久忘年会のダメージが残ってはいたが午後になってから今年最後のくろんど池へランニングに。


晴れ間はあるが雪雲に覆われて寒い寒いくろんど池


池の畔には浅香山部屋の大阪場所稽古場があるのだ。

少々2日酔い気味の体調でのランニングはさすがにいつも以上に猛烈に苦しかったが・・・・

♪~ばくーん どくーん 高鳴る 俺の鼓動かなり~ ごきげんだぜっ!♪

そう、爽やかでごきげんな気分になれた一日の後半だった。










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12時間!

2018-12-30 10:53:52 | プライベート
今週末はガイド仕事の予定だったが、最強寒波の影響による天候上の問題から年明けに延期。
今年最後の仕事を気持ち良く締め括りたかったがなかなか上手くはいかないものだ。

というわけでスケジュールがぽっかり空いてしまった年末。
不参加で申し出ていた、中学時代の部活OBの面々が集まっての忘年会に急遽参加することに・・・


毎度行きつけの飲み屋街


午後3時にスタート!
結局4軒ハシゴして終了が午前3時!
あ~昨年より1時間長い、丸々12時間耐久忘年会であった。

2019年も熱く・楽しくいきたいものだ。









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個人ガイド 八ヶ岳 天狗尾根

2018-12-26 16:24:24 | ガイド山行/雪山登山
12/24~25は、個人ご依頼で天狗尾根をガイドしてきました。

3連休最後の休日を挟んだ、おまけに丁度クリスマスの山行でしたが、1パーティーを遠望しただけの静かな静かな天狗尾根でした。
前の本沢温泉にしても同様ですが、八ヶ岳の西面と東面の登山者数の違いには本当に驚かされます。
公共交通機関でのアクセスが悪く、またコース中に営業の山小屋などの無い東面は敬遠されやすいのでしょうか。
今回は赤岳頂上山荘が営業していないので夏の行程とは違ってテント泊で臨みました。
また天狗尾根を登った後は赤岳へは向かわずにそのままキレット、ツルネの頭を経由してツルネ東稜を下山しました。


赤岳沢出合をめざして河原を進みます。


出合小屋
今回はこの無人小屋内でテント泊です。


翌朝、いよいよ天狗尾根を登ります。
朝日に照らされる権現岳と旭岳を望みます。


天狗尾根上部の核心部と竜頭峰を遥か遠くに見上げます。


樹林帯の長い長い登りを経てようやくカニノハサミの下まで来ました。


急なルンゼ登り


夏の岩稜は雪に覆われて綺麗な雪稜になっていました。


大天狗が近づいてきました。


大天狗右の一段上のバンドに上がる段差が一番の技術的核心部。
落ち着いた確実な動作で登ってこられるので見ていて安心できます。


小天狗


天狗尾根最上部を登ります。この辺り急に積雪が増えて美し過ぎるの一言!


小天狗バックに。


最後の雪稜を登って天狗尾根の頭に到着! 天狗尾根登攀終了~!
本当によく頑張って登り切りましたね! おめでとうございます!


続けてキレットへ下ります。キレット小屋までの区間は雪の状態によっては非常に悪くなるので注意が必要ですね。


キレット途中から阿弥陀岳とその南稜を望みます。


権現岳を正面に望みながらキレットの底へグングン下っていきます。


キレット小屋から天狗尾根上部を望みます。


ツルネの頭から天狗尾根を望みます。
ツルネの頭へのシンドイ登り返しを経てようやく今山行での登り区間は終了~


ツルネ東稜では樹林の中を転がり落ちるようにバリバリ下ってようやく地獄谷に下り立ちました。

この先、赤岳沢出合小屋を経てスタート地点の美し森山駐車場に下山して終了~。実に12時間行動でした。
冬の厳しく難しくハードな天狗尾根でしたが本当によく頑張り抜いて登られました。

本当に大変大変お疲れさまでした。ご依頼ありがとうございました。









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入門者からの雪山登山教室 八ヶ岳 本沢温泉~硫黄岳  ~高山での防寒・防風対策を学ぶ~

2018-12-26 15:59:06 | ガイド山行/雪山登山
12/22~23は、入門者からの雪山登山教室の第一弾で本沢温泉~硫黄岳をめざすコースを登ってきました。


本沢温泉入口。雪なし・・・


途中からは雪も現れ、硫黄岳方面は流石に真っ白になっています。


気持ち良い雪道歩き!! とは言い難く雪が少ないので何とも歩きにくいのです。


本沢温泉に到着~!
本当に山奥の秘湯情緒たっぷり温泉です。あぁ~『いい旅夢気分』ですなっ!


温泉からはめざす硫黄岳が高く聳えています。
赤岳鉱泉方面から眺めるよりも、爆裂火口が正面に望める分より大きく厳しい山に見えるのです。


信州の名酒がズラリ!
冬の本沢温泉はお酒好きのスタッフが多いこともあるのか日本酒三昧なのです!




名湯 石楠花の湯『ババンバ バンバンバン ♪~今日は本沢 シャクナゲの湯~♪』


翌日は夏沢峠を経由して硫黄岳をめざしました。

夏沢峠から上は15m以上の強風が吹き荒れていて引き返してくるパーティーも多かったようですが、なんと言っても今回の山行のテーマは「高山での防寒・防風対策を学ぶ」ということなので、そういう意味では打ってつけのコンディションなのです。という訳で予定通り硫黄岳山頂をめざしました。
とはいっても景色が見れないのは流石に残念ですね。


硫黄岳登頂! おめでとうございます!
360度真っ白の山頂でした。
「視界が悪すぎて見れない!」(ハズキルーペ調に)


夏沢峠へ向けて下山。
今回参加されたお二人は既に様々な雪山を経験されて今回のレベルの風ではあまり動じない方々でした。なので多くの方々が引き返してきていた少々厳しいコンデションの割には殆ど心配なく登ることが出来ました。
やはり雪山に限らず、登山は経験こそが物をいう行為ですね。

何はともあれ本沢温泉でのマッタリした時間も合わせて楽しい山行でしたね。
お疲れさまでした。ご参加ありがとうござました。









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個人ガイド 中央アルプス 雪山山行

2018-12-26 15:09:54 | ガイド山行/雪山登山
12/19~21は、個人ご依頼で中央アルプスの雪山コースをガイドしてきました。

ホテル千畳敷をベースに3日間の山行でしたが、初日と2日目の2日間は大荒れの天気で訓練も兼ねて途中までしか登ることが出来ませんでした。そして3日目は待望の晴天が訪れてようやく登山らしい登山をすることができました。



1日目、始発ロープウェイで千畳敷。ロビーはクリスマスバージョンです。

準備を済ませてそのまま登山開始。取りあえず行ける所まで行こうということで乗越浄土を目指して登ります。




八丁坂は物凄い新雪。上部からトレースも一切無くなって腰を越えるラッセルで登っていきました。


乗越浄土。流石に人っ子一人いません~


2日目は曇り晴れの予報が出ていたのですが、山の上は前日以上の大荒れ! 予報では山頂付近の風速はなんと29m!
それでも訓練を兼ねているので暴風体験をしていただく為にも出発。
宝剣山荘、天狗山荘を経由して中岳頂上直下まで登りましたが、これ以上登ると流石に危ないので引き返すことに。
天狗山荘を越えた辺りは30m位の暴風が吹き荒れていました。


宝剣山荘


乗越浄土に戻ってきました。暴風で普通に立っていることが出来ないので足幅を広げて耐えています。


乗越浄土からの下り。
やはり同じく中退した、Eガイドパーティが先を下っています。


2日間暴風の中での行動で疲れたのでホテル千畳敷に戻ってマッタリ過ごしました。
さすがはホテルだけに食前酒付きの立派な旅館風御馳走です。


3日目、待望の晴天! それも超快晴!


宝剣岳を望みます。


先ずは木曽駒ヶ岳をめざすことに。
宝剣岳をバックに純白の雪原を進みます。


中岳山頂からの木曽駒ヶ岳。左奥には御嶽山が美しい姿を見せてくれています。


中岳をバックに太陽が神々しい過ぎる!


木曽駒ヶ岳登頂! おめでとうございます! Mさんにとって記念すべき初めての中央アルプスの山頂です。


木曽駒ヶ岳を後に、続いて宝剣岳をめざしました。宝剣岳北面の急な雪と岩のミックス帯を登ります。
木曽駒ヶ岳とは打って変わって冬のこの山は間違いなく冬季登攀です。


宝剣岳登頂! おめでとうございます!


中央アルプス南部の山々と三ノ沢岳(右の山)




宝剣岳山頂からは登った北面コースではなく、南稜を縦走しました。
夏は一般登山道の南稜も冬にはやはり完全にバリエーションルートですね。


縦走を終えて越えてきた宝剣岳を振り返り見ます。


千畳敷をめざして極楽平からの下り。
日本の山とは思えないようなスゴイ写真でしょ!


千畳敷に戻って越えてきた宝剣岳を再度望みます。
登る前と後では同じ山を見ても感じる思いが全然違いますよね。

今回は雪山の様々な姿を見て、また実際に体験していただいて、一番良いコンディションの時に単に快適に「登れた」というだけよりも遥かに多くの実りの多い山行だったのではないでしょうか。

3日間大変お疲れさまでした。ご依頼ありがとうございました。








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