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熱く・楽しくいこう!

山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

北アルプス 槍ヶ岳 北鎌尾根

2025-09-03 09:13:12 | ガイド山行/バリエーションルート登山
8月30日~9月1日は、北アルプス 北鎌尾根のガイドでした🏔
晴天☀に恵まれた3日間でしたが、もはや下界と変わらないくらいの猛暑に苦しめられながらの登山でした🥵 北鎌尾根に上がってからは遮るものの無い尾根が延々と続くので僅かな日陰を見つけては小休憩を繰り返しながら進みました。
テント泊の重たいザックを背負ってのキツイ登行に耐えながらも頑張り抜いて憧れの北鎌尾根を見事踏破されたクライアント様でした👏


スッキリ快晴☀の上高地
遥か北鎌尾根をめざして3日間のスタートです。


前穂高岳~明神岳(1峰~5峰)にかけてのギザギザ稜線を眺めながら歩みを進めます。


ようやく水俣乗越までやってきました。
既に汗だく~💦


水俣乗越からは正面に針の木岳と野口五郎岳、そして高瀬ダムが望めました。
眼下に広がる河原をめざして水俣乗越を後に天上沢を下っていきます。


北鎌尾根(独標から槍ヶ岳間)を横から眺めながら天上沢を下ります。


北鎌沢出合でテント泊です。
クライアント様お二人はツェルト泊、僕はシェルター泊のそれぞれ分泊でした。

翌朝は北鎌沢出合を3時50分に出発して北鎌尾根をめざしました。
暗いので写真は無しです~💦


北鎌尾根に出てからはアチコチでミヤマダイモンジソウが綺麗に群落を作っていました。


天狗の腰掛からは裏銀座の山々の素晴らしい景色が望めました。


独標がだいぶ近く威圧的な姿で迫ってきました。


独標をトラバースルートから進みます。


一旦独標山頂に立って休憩。
槍をめざして再び北鎌尾根を進みます。まだまだ先は長い~


小鑓、孫槍、曾孫槍、大槍と槍ヶ岳ファミリーが並ぶ様は壮観ですね☆彡


北鎌平を後に槍ヶ岳山頂めざして最後の登りです。
後方には越えてきた独標がもう遥か遠くに見えています。


山頂直下の急峻なチムニーを登ります。


槍ヶ岳登頂! おめでとうございます👏
よく頑張って登りきりましたね👏 


槍ヶ岳山頂からは穂高連峰の山々が綺麗に見渡せました☆彡




槍ヶ岳山荘に到着して、越えてきた槍ヶ岳を眺めながら特製プリン🍮でホッコリおやつタイムです☆彡


最終日、3日目もガッツリ晴天☀
上高地に下山して今回の3日間の山行を無事に終了しました☆彡
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました👏







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個人ガイド 鈴鹿 御在所岳 本谷~大黒尾根

2025-08-26 20:32:15 | ガイド山行/バリエーションルート登山
8月26日は、個人ご依頼で鈴鹿 御在所岳 本谷~大黒尾根のガイドでした🏔

どの駐車場もガラ空き🅿、他に登山者皆無の貸切状態の本谷と大黒尾根でした。御在所岳には数多く通っていますがこれほど人が少ないのは初めてでした。
蒸し暑く🥵 目いっぱい汗をかきまくったので山頂レストランでクールダウンしながらノンビリ休憩をしてからロープウェイ🚡でビューンと下山して終了しました☆彡


本谷を遡行していきます。
出来るだけトレールを外して岩登り的な個所を選んで登りました。




とても蒸し暑かった🥵ですが、水流があるので清涼感を味わいながら登れるのが本谷の魅力の一つです。


本谷の名物岩、ジョーズ岩まで登ってきました🦈
因みにこのジョーズ岩の名前の由来は・・・


「あんよが上手~」のじょうずではありませんYO~


勿論こちらのジョーズです🦈


ジョーズ岩横の岩場も敢えてクサリを使わないで登るとなかなかしっかり岩登り的で楽しめますね。


大黒尾根に取付いて岩場を越えていきます。


しっかり岩登りを楽しみながら登ります。


更に核心部の小岩壁を登ってこられます。


白い鉄塔をバックに最後の岩場を登って大黒尾根を終了~


大黒岩


山頂レストランでみたらし団子🍡 カキ氷🍧 レスカ🍋の3本セットでキメっ❕


大黒尾根の上部岩稜をみながらロープウェイ下山🚡して本日の山行を無事に終了しました☆彡
お疲れ様でした。ご依頼ありがとうございました👏








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個人ガイド 北アルプス 北穂高岳東稜~大キレット縦走

2025-08-25 09:40:06 | ガイド山行/バリエーションルート登山
8月22日~24日は、個人ご依頼で北アルプス 北穂高岳東稜~大キレット縦走のガイドでした🏔
クライアントのお二人様にとっては一年越しの目標のコースでした。素晴らしい天気に恵まれて北穂高東稜の快適な岩登り、大絶景を満喫しながらの大キレット、そして天狗池に写る逆さ槍の美しさ・・・と穂高の魅力を心行くまで味わっていただいた3日間でした☆彡
クライアントのお二人様にとっては今まで経験されたことのない変化に富んだ、少々ハードなコースでしたがよく頑張られて、何より楽しみながら踏破していただきました👏


まるで写真を張り付けたように映る西穂稜線。
上高地食堂の窓は意外に殆ど知る人のいない、映えスポットなのですYO~


北穂高岳を眺めながら涸沢をめざします。


翌朝は途中で日の出を迎えました。
前穂北尾根が赤く染まりはじめました。


大キレット越しに槍ヶ岳へ続く3000mの稜線を眺めながら東稜を進みます。


いよいよ東稜の核心部のゴジラの背が迫ってきました。(怪獣のゴジラのことで松井秀喜のことではありません👅 って当たり前やん!)


ゴジラの背を進みます。(松井秀喜のことでは・・・ってもうエエっちゅうねん!)


更に如何にもといった感じのゴジラの背を通過中~(マツイヒデキのこと・・・ええ加減にせえ!ちゅうねん!)


最後のナイフリッジを通過します~




ゴジラの背の最後は懸垂下降でクライマックス!


越えてきたゴジラの背を振り返り眺めます。ちょうど真横に常念岳が見えますが随分と対照的な山容ですね。


北穂高岳登頂! おめでとうございます👏
よく頑張って登りましたね👏 それにバリエーションルートからの登頂はテラスで寛ぐギャラリーの祝福もあって格別ですね☆彡
これが昭和のテレビ番組の「びっくり日本新記録」でしたらキャロライン洋子が出てきて祝福してくれそうですがね👅


滝谷から奥穂高岳、さらにジャンダルムまでズラリと穂高の岩峰群が並ぶ様が壮観です。


北穂高小屋のテラスで赤シソソーダなるものをいただきました。
スッキリ、爽やかでとても美味しくいただきました~☆彡

北穂高小屋で暫しの大休憩を終えて後半は大キレット越えて南岳小屋までの縦走です。
一般登山コースといえども侮れません。気持ちを入れ直して縦走開始です。


滝谷の岩壁を眺めます。


飛騨泣きを下ります。


飛騨泣きから北穂高岳山頂にかけての下りてきた岩場を振り返り眺めます。


3日目、最終日も朝からよく晴れました~☀
獅子鼻に寄って前日に越えてきた北穂高東稜から大キレットのコースをしっかり眺めました。


常念岳辺りから日の出を迎えました。
因みにカキ氷🍧の聖地、奈良(僕の在所です)には、日の出製氷というブランド製氷屋さんがあります。


穂高が朝日に染まり始めました。
大キレット越しに北穂、左が前穂、右に涸沢岳から奥穂から西穂高岳、更にジャンダルム、右奥には乗鞍岳とその奥に御嶽山・・・と中部山岳の3000m峰がズラリと連なる様は圧巻ですね☆彡


南岳登頂!
今回の最後の山頂です。


槍ヶ岳方面も朝日に染まって美しさこの上ありませんね☆彡


天狗池めざして下ります。
北穂高岳と前穂高岳、そして間に低くゴジラの背が良く見えています。(因みに松井ひで・・・ってもうエエっちゅうねん!)


天狗池、クッキリ逆さ槍!
まさに鏡に写ったようですね☆彡




ちょっとカメラマンっぽく写してみました📷
カメラ~♪ カメラ~♪ ってそれはガメラやん!(ガメラ・マーチ)
おまけに今回はゴジラがメインやし~!


という訳で徳沢まで下りてきて締めに徳沢園名物のコーヒーソフトをいただいてご満悦😊
この後、上高地に下山して今回の3日間の山行を無事に終了しました👏
お疲れ様でした。ご依頼ありがとうございました👏








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北アルプス 西穂~ジャンダルム~奥穂

2025-08-17 10:56:16 | ガイド山行/バリエーションルート登山
8月14日~16日は、北アルプス 西穂~ジャンダルム~奥穂のガイドでした🏔
※山岳ガイドのみが案内できるエリアです。資格職能範囲外の登山ガイドが「個人山行」と偽ってガイドしている人がいます。ご注意ください。

昼前後には雨が降り出す☔予報だったので西穂山荘を午前2時半に出発してジャンダルム、奥穂高岳をめざしました。登山にはちょうど良いくらいの穏やかな天候に恵まれて快適に縦走を楽しんでいただきました☆彡
山口県からご参加のクライアントのご夫妻様は初めての北アルプス、初めての穂高ということで終始簡単の声を上げながら楽しまれていました☆彡
最終日は折角なので穂高をより深く味わっていただきたく予定の涸沢コースから変更して奥穂高岳から前穂高岳を経て下山して3日間の山行を無事に終了しました👏


西穂山荘に到着~
翌日からのメインイベントに備えてゆ~っくり寛ぎました☆彡


西穂山荘を午前2時半に出発してきて西穂高岳山頂でようやく明るくなってきました。
いよいよここから本格的に縦走のスタートです。


奥穂高岳からジャンダルム、左奥には槍ヶ岳まで見渡せます。


雲がオレンジ色に染まり幻想的です。


西穂P1にはこのような看板が設置されています。
山岳雑誌にはこの西穂~奥穂の縦走コースについては決まって「一般登山道最難」という紹介のされ方をしていますが、この看板にはずっと前から「一般登山道ではありません」と書かれています。この曖昧さが登山者の勘違い生んでいることは否めないと思います。
因みに例えば昭文社の「山と高原地図」では破線(難路)コースとなっていますし僕的には準バリエーションルートと思っています。


急なルンゼを落石に注意しながら下ります。


間ノ岳山頂を越えて際どいトラバース。


越えてきた間ノ岳を振り返り見上げます。
よくもあんな所を越えてきたもんだなぁ~って感じですね😱


ジャンダルムの直下まで来ました❕


ジャンダルム登頂❕ おめでとうございます👏
初めての北アルプス、初めての穂高でよく頑張りましたね~👏


ロバの耳~奥穂高岳方面の岩峰群と大岩壁。
さすが「ザ・穂高」という景観ですね。


ウマノセに取付きます。


ウマノセを登ります。


ジャンダルムを背にさらに最後の岩稜を登ります。


ライチョウに出会えました。


奥穂高岳登頂❕
おめでとうございます👏 遂にヤリマシタネ! 本当によく頑張られました👏

穂高岳山荘には早々と到着して雨にも遭わず快適な縦走を楽しんでいただくことが出来ました☆彡


なぬっ!夕焼け劇場! 


松鶴家千とせ!? 
俺がむかし夕やけだったころ~ わかるかなぁ~わかんね~だろうな~ イェ~イ✌✌ ってちゃうわ~!


山荘裏からはジャンダルムの雄姿が望めました。


翌日は晴れてはいるもののガスの多い一日でした。
常念岳方面から日の出を迎えました。


クライアントのご夫妻様にとって初めての北アルプス、初めての穂高。ということで折角なので穂高をより深く味わっていただきたく当初の涸沢経由コースを変更して奥穂高岳~前穂高岳を経て下山することにしました。


前穂高岳登頂! 今回3座目ですね! おめでとうございます👏


重太郎新道を下山してきて岳沢小屋で一休憩☕
今回も特製手作り絶品ティラミスをいただいてご満悦です。


上高地に下山してきました。
雲が多めですがおおよそ辿ったコースを確認することが出来て満足の一時ですね。
3日間大変お疲れ様でした。今回は遠路よりご参加くださりありがとうございました。







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北アルプス 剱岳 源次郎尾根

2025-08-11 10:59:17 | ガイド山行/バリエーションルート登山
8月8日~10日は、北アルプス 剱岳 源次郎尾根のガイドでした🏔
※山岳ガイドのみが案内できるエリアです。資格職能範囲外の登山ガイドが「個人山行」と偽ってガイドしている人がいます。ご注意ください。

天気☀に恵まれた連休初日、大勢の登山者(関東の5~6大学山岳部の総勢約20名以上と一般登山者2~3パーティ)で大盛況の源次郎尾根でした。
思えば大学1回生の18歳の時に源次郎尾根に登ったのが初めてのバリエーションルート登攀で、初めての剱岳登頂でした。一生懸命に登ってる学生達を見ていて懐かしさが込み上げてきました☆彡
クライアント様もとても素晴らしい頑張りで登られて源次郎尾根を見事踏破していただくことが出来ました👏


ガッスガスの中を剣山荘に到着~
時折り小雨がパラついたりの不安定な天気でしたが翌日の晴れ☀予報を期待しての入山です。


美味しい夕飯をしっかりいただいて源次郎尾根に備えます。


晴れました☀
日の出を迎えた剣沢を眺めます。


取付きから山頂までずーっと延々学生達と前後して登りました。
僕が初めてこの源次郎尾根を登ったのが大学1回生の18歳の時。なんと36年もの歳月が過ぎてしまいました😨 
♪~あの時 君は若かった~ ~あの時 僕も若かった~♪ 


高度感を楽しみながら気持ち良い岩稜を登ります。


今シーズンは夏が来るのが早かったからか早くも既に夏の終わりのような装いです。


八ッ峰は次なる課題ですね。


2峰からの剱岳本峰
一般コースから登った大勢の登山者からで溢れ返ってます。


源次郎尾根と言えば懸垂下降でしょ! というくらいのメインイベントの30m懸垂下降です。


上部岩稜から越えてきた源次郎尾根2峰を振り返り眺めます。


剱岳登頂! おめでとうございます👏
やはりバリエーションルートからの登頂は格別ですね☆彡


セドリック岩(僕が勝手に名付けているだけです)健在!
一般コースの別山尾根を経て下山。


2日目は剱澤小屋に宿泊です。
ホヤホヤの揚げ物とクリームシチューのボリューム満点の夕飯をお腹いっぱい楽しみました☆彡


剱澤小屋から登った源次郎尾根と剱岳を眺めます。
一日良い登山が楽しめましたね☆彡

3日目は激しい暴風雨の中を室堂まで下山して今回の3日間の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました👏







熱く、楽しくいこう!


























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